「レッスルエンジェルスサバイバー2(以下、WS2)」の半プレイ日記です。
管理人がWS2をプレイしながら脳内でエロハーレム妄想し、
それを書き連ねるという自己満足のエロブログです。
基本的に脳内妄想をあるがまま文章化しているため、
読みづらい点が多々あることをご了承ください。
始めてこられた方は先に脳内ルールをご一読くださると助かります
またブログ内の動画は「DOWNLOAD」のボタンを押してダウンロードしてご覧下さい
※mp4ファイルの動画を見られる環境(QuickTimeなど)が必要になります。

拍手する

2011年12月04日

2012年エイプリルフール企画のお知らせ

約8ヶ月ぶりの更新、誠に申し訳ありません
諸事情あり、復帰は正直言って難しいと思います。
その為、続きの方は無いと思ってくださった方が良いかと……申し訳ありません

そんな中で恐縮ですが、今年行ったエイプリルフール企画を
また来年も行いたいと思い、企画ページを作りました。
ほとんどレッスルの活動をしていない私ではありますが
それはそれとして、企画に付き合っていただければ幸いです

さて次回のエイプリルフール企画のテーマですが、
2012年は「新発売」or「新商品」となります
詳しくは、下記のアドレスをご確認ください

http://nothuman.info/uso2012WAsample.html

まだバナーなど制作できていませんが
これは後ほどアップします
……誰か作ってくれると本気でありがたいですw

提案ばかりで申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします
posted by S−BOW at 19:34| Comment(2) | 中の人の日記

2011年04月30日

SweetMistress編3年目12月

12月と言えば、女子プロ界隈ではEXリーグの月
それは我が団体でも同じ事が言えるんだが……
今年は特に、色々な「意味合い」が含まれている。
10月11月と、新女がSM女子のマットに踏み込んできた。
そこで一度はこちらがベルトを奪い、翌月に新女が我が奪い返した。
しかも、ジュニアベルトはTWWAのベルト。新女が持ち込んだベルトじゃない。
そもそも、うちと新女はベルトを巡って方々巻き込んで対立が激しくなってきたところ
新女の殴り込みもそんな団体抗争の延長上にある。
更にその延長戦は、今月のEXリーグにまで続いているのだ。
昨年は新女が海外の3団体と業務提携を結んでいたことから
IWWFとEWAの選手達がEXリーグにも参加した。
そのおかげで新女の選手ですら世界の壁にぶち当たり、散々な結果になっている。
今年は契約が切れた為この2団体の参加はない。
代わりにまだ契約が続いているAACのトップ二人が参戦する。
IWWFのクリスモーガン選手がいないだけまともな大会になる、なんて言われてしまっている。
とはいえAACのチョチョカラス選手だって一流の選手で、
ここで彼女達に優勝されてしまっては、新女も格好が付かないだろう。
だが待って欲しい……新女にはもっとかっこ悪い締まり方が残っている。
それは弱小と見下していた他団体に優勝されること。
つまりは、我がSM女子がEXリーグを優勝することだ!
勝算はある。新女はおそらく菊池選手と祐希子選手の師弟コンビで来るだろうが
この二人に、うちの舞と那月は勝っている。
実力で言えばAACの二人にだって勝てる見込みはある……はずだ。
去年よりも良い成績で、なんて生温いことを我々は考えていない。
全勝優勝。それが可能な大会だからこそ、挑む二人は燃えていた。
しかしその前に……やることがある
先月から参戦している、小鳩選手だ。
その「刺客レスラー」小鳩選手は先月つかさからGWAジュニアベルトを奪った。
今月はそのリマッチを組む予定だが……どうにも、元王者にやる気が見られない。
元々那月のように上を目指すような奴ではないが、
それにしたってなぁ……
元々対戦相手に恵まれていなかっただけに、
つかさがあのベルトに価値を見出せていなかったのは事実だが
外敵に取られっぱなしというのはそれはそれで問題なんだよ
「とは言いってもさぁ、元々あれってGWAのベルトでしょ? あっちにしてみれば、ずぅっとそよの選手に取られっぱなしだったわけじゃない。うちのベルトじゃないからいいんじゃないの?」
そりゃそうなんだがなぁつかさ……負けっぱなしじゃ格好付かないだろ?
「べぇつにぃ? いいじゃん、あんなベルト」
お前なぁ……
「まあまあ。むしろさぁ、私が身軽になれて良かったと思うよ?」
……何か考えてるのは薄々判ってるが、何を企んでる?
「ニシシシシ、それわぁ、後のお楽しみ。大丈夫だよぉ、だ〜りんにとっても「美味しい」ことだからさ」
……判った、お前を信じよう。ただし……
「判ってるって。ちゃんと、今度のタイトルマッチも本気で行くよ。でも、もし勝ててもベルトはポイしちゃうからね」
ポイって……ああ判った。好きにしろ。
「ありがと。それじゃだ〜りん、あんまり練習サボってると怒られちゃうから、戻ってるねぇ」
……ったく、何を考えてるんだか……
「ああ見えて元々計算高い方ですから、ちゃんと考えがあるのでしょう」
それは判ってるんだがな霧子……まあいい、信じると言った以上もう何も言うまい。
しっかしなんだ、同じジュニアだがつかさはトコトン那月と対照的だな。
つかさとは反対に那月はベルトにこだわっているけれど
先月の遠征で折角奪ったEWAヘビーのベルトを取られて落ち込んでたからなぁ。
まあジュニアの選手が1ヶ月だけとはいえヘビーのベルトを腰に巻いただけ凄いんだが
本人にしてみれば、ジュニアの枠に捕らわれたくはないんだろうし……
まあいずれ機会はあるだろう。本人も今はEXリーグに神経を集中させているし。
色んな選手がいて当然だが、同じジュニアでこうも……ああそういや、二人のCD、売れたな。
「はい、かなりの売れ行きです」
発想としてはジュニアの二人を組ませるってのは判るんだが……それでCDが売れるんだからなぁ。
「私達の立場でこのようなことを申してはいけないのでしょうが……レスラーのCDは楽曲の良さや歌唱力で売れるものではありませんからね」
まあな。そのへんはそこらのアイドルと変わりはないし
そういう意味じゃ、あの二人を組ませれば「一部のファン」には大ウケだろうし
判ってはいるが……売れちゃうもんだなぁ。まあありがたいことだが。
霧子、他に報告すべき事はあるか?
「はい。真帆さんにファンクラブが出来ました」
ファンクラブか……それ旨いのか? なんて、真帆は言い出しかねないな
「フフッ、そうでしょうね」
まあ真帆はあまりファンを意識しないで自由にやらせた方が良いだろう。
ヘタにギミックなんか付けさせないでも、あの野生児は素がギミックだからな
「でも時折、困ってしまうこともありまして……」
ほう? なにかしでかしたのか?
「いえ……先日社長が留守をしていた時にですね」
ふむ……
「突然真帆さんがここへ社長を訪ねていらしたんですよ」
ほう……
「外出中ですよ、何か御用ですかと聞きましたら……」
……ら?
「ムラムラするぞ、と言い出しましてね」
……霧子、盛大に茶を噴き出してしまったではないか
「知りませんよ、もう……」
それで、どうしたんだ?
「仕方ありませんから、私がお相手を……」
……したのか?
「はい。更に付け加えるなら、真帆さんの様子が気になったあずみさんも加わって……」
……俺のいないところで3Pレズか
「そうなりますね」
何故その様子を録画しておかない!
「社長……この私が、そのような失態をすると思いで?」
霧子が取り出したのは、一枚のCD−ROM
「この部屋にあらかじめ備え付けてある隠しカメラの映像と、私が直接カメラを持って撮影した映像を編集してあります」
うむ、出来る秘書はやはり違うな。AV監督だってお手の物だ。
「早速見ますか?」
そうだな……まあ見るのはやぶさかじゃないが、どうしてネクタイを緩めている?
「あら、社長はまさか見るだけなんてこと仰いませんよね? むろんお一人でなんて、そんな野暮なことをされるとも思えませんし」
やれやれ……結局全部自分のプレイに繋げていくんだからな霧子は

結局あの霧子自作AVは本人達にも見せたよ。
真帆の食いつきも面白かったが、恥ずかしがるあずみもなかなか……うむ、流石名監督作品。
主演女優達の乱れっぷりも凄まじかったからな。
だが、彼女達の本業はAV女優ではない。レスラーだ。
そのレスラー達が活躍する我が興行、今月はEXリーグの裏になることで厳しい運営になる。
なにぶんスター選手二人が抜けているからな。
しかし残った選手だって充分客を呼べるスター選手。
特に目玉は、新必殺技をひっさげて帰国した翔子かな。
ようやく彼女らしい飛び技、フライングボディプレスを習得してきた。
彼女はこの技に「天空の羽衣」なんて名付けている。
リング女優らしいネーミングセンスだな。彼女にはお似合いだ。
女性ファンは翔子の活躍に期待しているところだろうが……
多くのファンが注目するのは、やはりつかさと小鳩選手。
最終日にタイトルマッチを組んでいるが、まずは初日に同カードを組んでみた

1日目第2試合
真鍋vs小鳩


序盤から拮抗した試合展開。
互いに攻めあぐねていると言うよりは、探り合っているような感じだったが
つかさが得意のフェイスクラッシャーを決めたあたりから、流れはつかさに。
そこから一気に攻め立て、最後はヘッドバットからフォール。
リベンジを果たした結果になったが……本番はあくまで最終日。
つかさはまだしも、刺客と呼ばれている小鳩選手が本気だったか疑わしいし……
少なくとも、観客を沸かせてくれるし合いだったのは確か。
興行的には順当な滑り出しと言える。
しかし天気に泣かされた。
元々EXリーグの裏ということで客足が伸び悩んでいる中で
3日目は富山で大雪に見舞われ散々な結果に。
しかし4日目も同じく石川で大雪だったのだが、こちらは超満員。
そんな悪天候の中来てくれたお客さんに答えようと、
二人のAV女優……もとい、あずみと真帆のコンビが魅せてくれた。

4日目第1試合
真帆&中森vsアニー&シンディー


前座とは思えぬ激しい攻防。
結果から言えば、残念ながら引き分けてしまったが
しかし30分の激闘は見応えがあったのも事実。
課題があるとすれば、やはり決め手か。
特に関節技を主体とするあずみには著しくこれが欠けている。
惜しいところまでは追い込むんだが……まあ二人ともまだまだこれからの選手だ。
今後に期待しようじゃないか。
そして同じく4日目で注目すべきは、このカードか。

4日目第4試合
真鍋vsソニック


誰もがソニック優位と見ていた試合。事実、中盤まではソニック選手が押していた。
ところが、やはりこの試合でもつかさのフェイスクラッシャーが鍵となった。
そこからの巻き返しは凄まじかった。
完全優位と思われたソニック選手を追い込み、何度かフォールに行っている。
だがソニック選手も大人しくカウント3を聞くような選手じゃない。
肩を上げ、逆につかさを追い込んでいく。
激しい攻防の末……レフリーが取った手はソニック選手の物だった。
負けはしたが、相変わらずつかさは魅せる試合を組み立てる。
勝ち負けにこだわらない代わりに、どう魅せるか……そこにこだわっているつかさらしい。
ベルトに執着しないのも、そんな彼女のこだわりなんだろうが……
様々な意味で、つかさはレスラーらしいレスラーだよ。
そのつかさが、今度はソニック選手と組んで、ホリー小鳩組に挑んだ。

5日目第4試合
真鍋&ソニックvsホリー&小鳩


正義のヒロインと小悪魔が手を組んだ。その結果は……中々見応えがあった。
攻防はもとより、特筆すべきはソニック選手が珍しい技「ラ・ケプラーダ」を放った所か。
元々飛び技を得意とするソニック選手だが、この技を出せる機会はそう多くない。
故に、この技が決まると観客が沸く。
しかも相手が小鳩選手となれば尚更だ。
結果的には小鳩選手のフランケンシュタイナーをパワーボムで切り返したつかさが
そのままフォールを奪って勝ちを収めている。
魅せる二人がシッカリ魅せた、そんな試合だった。
シングルでもタッグでも勝ちをもぎ取ったつかさだが、本番は最終日のタイトルマッチ。
刺客小鳩選手が「本気」になるこの試合に、誰もが注目した。

8日目第5試合
・GWAジュニア王座防衛1回目
小鳩vs真鍋


ベルトはいらないが、本気でやる。とつかさは言った。
その言葉に嘘はなかった。
47分08秒にも渡る激闘を、手抜きでやれるはずもない。
序盤は小鳩選手が一方的に攻め立てた。
しかし一瞬の隙を突いてつかさがフェイスクラッシャーを決める。
こうなればつかさのペース……と行きたかったが、
小鳩選手は得意の関節技でジリジリと追い込み、飛び技でもつかさの体力を削り
ペースをすぐに引き戻してしまう。
むろんそのまま流されるつかさでもなく、反撃し小鳩選手を追い込むが
関節技、特にロメロスペシャルとストレッチプラムに泣かされた。
つかさも粘り耐えてきたが……最後はストレッチプラムでギブアップしてしまった。
刺客の本気か……これで契約が切れる小鳩選手にベルトを外へ持ち出される結果となった。
取り戻す為に再度参戦を要求するか……いやつかさにその気がないなら無意味か……
いずれにせよ、これで一つの結果が出た。
興行的には二人いない穴をシッカリと埋めてくれた結果ではあったが
課題は、まだ残ったままになったな。
この後、つかさが何を企んでいるのか……そこも気になるところだ。
ただ今は、先のことよりも……平行して行われていたEXリーグだ。


EXリーグの顔ぶれは、去年と同じ……ようで、大きく異なる。
外国人勢の顔ぶれが変わったことも大きいが
何より新女の「顔」が変わったのが大きい。
祐希子選手が長年の相方来島選手とのコンビを解消し
今では新女のトップとなった菊池選手と組んでいる。
是が非でもEXリーグを優勝したい首脳陣の思惑なのか
それとも選手間で色々とあったのか……定かではないが
新コンビ結成にファンは湧き上がっていた。
また新女が今売り出しに掛かっている
「ジューシーペア」こと内田上戸組にも注目が集まっている。
うちの静香が目を付けた越後選手はウィッチ美沙選手と組んでいるが……
このコンビはどう見てもあり合わせといった感じだ。
他にも、ちょうど一年前に引退した上原選手に替わり、
期待の新人結城選手を堀選手の相方に起用した太平洋。
また激闘龍の石川選手は近藤選手から藤原選手に相手を替えている
NEOは変わらず早瀬斉藤組で挑戦してきた。
この中でうちが注目すべきは……やはり祐希子菊池コンビ
そしてカラスジョーカー組だろう。
この二組をどうにか出来れば優勝は間違いない。
新女のコンビニは勝つ勝算はあれど、
問題はAACコンビか……
この二組とは、いきなり最初の二試合でぶつかることになっている。
リーグを盛り上げる事よりも序盤で潰す事を狙ったのか?
なんにしても、まずここをどう乗り切るかだな……

EXリーグ1日目
真壁&永沢vs菊池理宇&マイティ祐希子


初手こそ那月が取ったものの、直ぐさま菊池選手が大技フィッシャーマンバスターを放ってくる。
ここでペースを握らせまいと、今度は那月がじゃじゃ馬な一撃エレガントブローを決め、タッチ。
すぐに菊池選手もタッチし、舞と祐希子選手の対決へ。
一進一退の攻防の中、一瞬の隙を突かれ舞がJOサイクロンの餌食に。
ここをチャンスと捉えた祐希子選手が菊池選手を呼び込んでダブルラリアットを決めるものの
そのまま飲まれる舞じゃない。エルボーで流血させつつ那月にタッチ。
流れを引き寄せたかったが、流血しながらも奮起する祐希子選手
これがベテランの意地というものか?
しかし那月も果敢に攻め、祐希子選手を退かせる。
再びまみえるジュニア同士の因縁対決を、菊池選手が征していく。
攻められっぱなしの那月だが、彼女はずっと狙っていた……華麗なる一撃を。
回転力を加えた裏拳が、綺麗に菊池選手にヒット。
しかしふらつく菊池選手を追い込むことなく、冷静にタッチ。
一撃は決まったが那月も体力を総統削られていた。これは良い判断だっただろう。
那月の奮闘に答えるべく、舞が猛攻をかけ……たかったが
綺麗にこかされ、そこへサッカーボールキック。一瞬の隙を突かれ逃げられてしまった。
流れを引き寄せようと出て来た祐希子選手が猛攻を始め
今度は舞が流血……
流石に新女の師弟コンビはそうそう打ち崩せないか……
だがうちの二人だって負けやしない。
流血しながらも、舞は祐希子選手を捕らえ、タイガースープレックスを放つ!
スープレックスニャンコの本領発揮。
カットされフォールこそ出来なかったが、危ういところでタッチには成功。
そのまま残った舞と共にWパワーボム。
これもすぐにカットされ、直後後退されてしまった。
出て来た菊池選手からいきなりサッカーボールキックを食らってフォールされた那月だが
これはどうにか跳ね返し、その後タッチ。
それでも止まらない菊池選手の猛攻を耐え、舞は覚えたてのコブラツイストで締め上げる。
振り解こうともがく菊池選手をそのまま流れるように掴み直し、タイガースープレックス!
このままフォール……とはさせないと祐希子選手にカットされるものの
動けない菊池選手をロープに振って、ジャンピングニーで止め!
ゴングを鳴らしたのは、舞。初日にして一番大事な試合を、二人は物にした!!
どんな目論見で新女はうちとの対戦を初日に持ってきたのか判らないが
結果が裏目に出たのは一目瞭然。
観客席の明暗がこうもクッキリ表れるかと思えるほど、歓喜と悲鳴が入り交じっていた。
新女のマット、EXリーグという舞台で勝てたことはかなり大きい。
来月また殴り込むつもりだが、
形に残るベルトよりも大きな記憶に残る勝利を手にしたな……
だが、これで終わりじゃない。次も……いや、次こそが最も高い壁なのだ。

EXリーグ2日目
真壁&永沢vsチョチョカラス&ジョーカー・レディ


予想通りと言うべきか、序盤は完全にカラス選手のペース。
余力を残してタッチされるまで、那月も舞も翻弄された。
が、ジョーカー選手が出て来た隙を逃さなかった舞が、
いきなりつかみに行ってタイガースープレックスを決める。
これで状況は一変した。
すぐにタッチして逃れるジョーカー選手。
舞もすぐ交代し、カラス選手を那月が打撃で追い込み流血させる。
血染めのマスクを物ともせず飛んでくるカラス選手は
流石に仮面の貴婦人と呼ばれるだけはあるが
そんな貴婦人に、華麗なる一撃が仕留めに掛かる!
更に掌底でダウンさせ、一気にフォール。
かなりのダメージを負ったカラス選手、カットされなければこのまま行けてたんだが……惜しい。
この決定的なチャンスを逃してしまい、カラス選手はリングの外へ。
折角の流れをくせ者ジョーカー選手に引き寄せられ、防戦一方になる那月。
相手コーナー側でジョーカーアタックまで決められ、今度は那月が追い込まれる。
辛くも逃げ出せた那月。替わった舞もなかなかペースを握れない。
だがどうにか放ったDDTの打ち所が悪かったのか、ジョーカー選手も流血。
この好機を逃すまいと、スープレックスニャンコがノーザンで投げる!
だがこれはロープに逃れられてしまいカウント3を奪えない。
技を外している隙に、ジョーカー選手がなにやら怪しい動きを……
まさかの凶器攻撃。卑劣な手を使ってでも、ジョーカー選手は交代したかったようだ。
それほどまでに、二人はAACタッグを追い込んでいた。
確実に手数は相手の方が上なのだが、一撃一撃の重みが違う。
替わって出て来たカラス選手をまたしても舞がジャーマンで投げ、タッチ。
焦ったのか、那月の隙を狙って放ったフランケンシュタイナーが甘く、那月がそのままパワーボムに。
バックドロップも崩し、苦し紛れのドロップキックですぐに逃げ帰る始末。
出て来たジョーカー選手にも舞の仇だとばかりに掌底を放ってフォール。
敵陣営にいた為すぐカットされ、ジョーカー選手によって場外に投げ出されてしまう。
そして今度は那月が追い込まれ、すぐに替わって出て来たカラス選手にフォールされてしまう。
それを舞がすぐカットする物の、またすぐにフライングボディを受けフォール。
気迫でそれを払いのけた那月が、逆にカラス選手をロープに振って……
那月にしては珍しいヒップアタック。
そこからフォールに入り……カウント3!
確実にAAC王者達を追い込んでいき、奪った勝利。
この一勝は大きい。
新女、AACと二つの団体代表を文句なしのフォール勝ちに納めた。
この結果、誰にも文句は言わせない。
いや、もっと確実な物とする為にも……EXリーグを全勝で終えたいところだ。
とはいえ、残ったのはほぼ消化試合と言って良いかもしれない。
他の団体代表はともかく、新女枠の残り2組は穴埋めにも等しい。
ならば全勝に問題なし……そんな慢心が、二人にあったのかは定かじゃない。
だが、思わぬ障害が発生したのは事実だった。

EXリーグ5日目
真壁&永沢vsラッキー内田&マッキー上戸


先輩達の仇討ちのつもりか、売り出し中のコンビ、ジューシーペアの気迫は凄まじかった。
内田選手が仕掛け、上戸選手が豪快に投げる。
研究されていたのか、序盤からこちらの出鼻を挫く二人。
ペースはこちらが握っていたはずなのだが、タッチワークを活かして逃れまくる二人。
終盤は上戸選手の投げが爆発し、
まさかスープレックスにゃんこが投げで追い込まれるとは……
結果、引き分け。
全勝で飾りたかったEXリーグを阻止されてしまったか……
ヘタをすれば黒星もあり得ただけに、恐ろしい。
ジューシーペアか……まだまだ、新女との因果は続くらしい。
だが追う立場から追われる立場に替わってきてはいるか……
いやいや、こちらもまだ攻め込む側だ。
EXリーグは見事優勝し、SM女子こそ国内最強団体だと新女のマットで証明出来た。
舞の評価も改められ、今では国内トップとなっている。
だか、それと人気はまた別というべきか……
プロレス大賞では、どの部門でもうちの選手が選ばれていない。
皮肉なのはベストバウトのジュニア部門か
菊池選手とソニック選手の試合が選ばれたが
これは新女が殴り込んできた時の試合。つまり興行的にはうちの試合なんだ。
そして残ったベストバウトはいずれも海外選手同士の試合。
にも関わらず、賞を取った選手達はもう国内に止まっておらず
最優秀外国人選手賞は該当者無しとなった。
この結果を……国内選手達がどう受け止めるべきか、なんだろうな。
世界の壁か……だがその前に、まずは新女だ。
EXリーグで結果を出したんだ。来月の殴り込み……判ってるんだろうな? 新女。
ま、意気込むのはまた……来月、来年になってからで良い。
今はリーグ優勝を素直に喜ぶ時だ。
さぁてと……祝賀会と称した乱交ハーレムパーティが待ってるな。
舞と那月、あのコンビによるツープラトンは「キク」からなぁ
こっちがギブアップしないように頑張らないと、ご褒美にならないぞ
ある意味、俺の戦いはこれから始まる……なんて、年末を締めるのはいかがな物か
だが本当に、俺の、俺達の戦いはここからなんだよな
二人が次に待ち望んでいるのは、来月の殴り込みじゃない。
更にその先にある、メガライト選手とブリジット選手の来日。そしてタッグベルト奪還。
まだ先は長い。まだまだ、うちのマットは熱くなる。
来年こそ……本当のご褒美を用意出来るようにしてやらないとな



選手評価と試合結果はこちら
posted by S−BOW at 14:32| Comment(0) | SweetMistress編3年目

2011年04月01日

エイプリルフール企画、やってます!

※これは「中の人」の日記で、妄想日記のストーリーとは一切関係ありません

中の人の愚痴とか諸々はこちらから
posted by S−BOW at 00:03| Comment(2) | 中の人の日記

井上霧子は俺の嫁! #uso2011WA

※このシーンは2011年エイプリルフール企画「レッスルキャラは俺の嫁」のために書き下ろした物です
したがって、登場している社長及び霧子は連載中あるいは過去連載していたシリーズの
どの社長,霧子とも関係がない……かもしれませんw
これはエロシーンを独立しても読めるよう施した処置ですので、その点はご了承ください
また当然ながら筆者の妄想に合わせたキャラ設定になっていますから
キャラ崩壊が起きていますのでそこもご注意ください。
エロシーンではありますが、あまりエロくありません。過度に期待されぬようお願いいたします

本編はこちら
posted by S−BOW at 00:00| Comment(0) | エロシーン

2011年02月20日

SweetMistress編3年目11月

人は、何処まで貪欲に「なれる」ものなのだろうか?
欲望を満たす為、人は貪欲に「成れる」だろう。
だがその欲望を向けられる側としては、貪欲さに「慣れる」なんてことはあるのだろうか?
俺は貪欲だ。だからこそ、女子プロ団体を設立しハーレムを作り上げた。
思えば、ハーレムの面々は俺の性欲、ハーレムという貪欲な環境に「慣れて」いる
俺や霧子のように、最初から彼女達にもハーレム的な性質があったわけではない。
それでも受け入れてくれたのは、環境が作り出した「慣れ」の部分が少なからずあったはずだ。
だからこそ、彼女達は俺の貪欲な願いを叶えてくれた……ハーレムの一員に「成って」くれた。
そんなハーレムの一員、真壁那月も貪欲だ。
俺の調教もあって、性的にも貪欲に「成って」きたが
それ以前に、彼女は「強さ」というものに対して貪欲に「成って」いる。
その結果……だけではないが、彼女の貪欲さも相まって、
ジュニアベルトの価値、強い対戦相手といった事に対し貪欲に「成って」いき、
念願であった、新女の菊池選手との直接対決と、彼女のベルトを奪うという結果を成しえた。
貪欲に求めた成果、と言えるだろう。
しかしこの結果が……新女をより貪欲にさせる事に「成ろう」とはね
これはなにかの皮肉なのだろうか?
新女の貪欲さに、我がSM女子も「慣れる」必要があったのだろうか?
慣れていれば、こんな事態は予測出来ていたのだろうか……
これは、あまりにも異例というか……ありえんだろう、普通なら
「はい……まさか、今月も殴り込んでくることになるとは……」
まったくだ。二ヶ月連続で殴り込みだと?
よほど新女は奪われた3本のベルトに執着しているというか……
ベルトに対するプライドを守る為なのか知らんが、
それで団体としてのプライドを自ら引き下げるような真似をするとはね
いやはや、新女の「貪欲さ」には……参ったね
「どうしますか? 社長。断ることも出来ますし、受けたとしてもタイトルマッチを組ませないという手もありますが……」
そんな、かつての新女と同じようなことをうちが出来るはず無いだろう。
タイトルマッチは組むさ……だが問題は、那月とEWAヘビーのベルトか。
「はい。EWAは新チャンピオンに対し、地元での防衛戦を要請してきました」
あっちとては、ベルトを取り戻す絶好のタイミングだもんなぁ
要請するだけの口実があるし、まあ当然と言えば当然だろう。
EWAは今新女と業務提携を結んでいるから、
この機会を逃すとベルトが第三者に渡ったままになりかねないし。
那月に防衛へ行かせるのは何ら問題ない……新女が殴り込んでこなけりゃな
あっちの狙いは舞と那月が手にした3本のベルトだろうから
那月が防衛に出ると、EWAヘビーとIWWFジュニアのベルトに挑戦出来なくなる
むろん、新女に義理立てして遠征防衛を断るなんて事はしないが……
「その代わり、ソニック選手の持つTWWAジュニアに菊池選手を挑戦させろと要求してきましたね」
ああ、それも直接じゃない。記者会見開いて突然の要請だったからなぁ……
そう、元々新女の殴り込みは直接申し込まれたわけじゃない。
先月の興行後、惨敗した菊池選手達に向けられたマイクからかばうよう記者会見を開き
その場であちらの首脳陣が突然発表というか宣言をしてきた、そういう「流れ」だった。
もちろん、その言葉は「彼女達にもう一度チャンスを」とかなんとか、
選手達を気遣うような「演出」になっていたが
こっちに言わせりゃ、どんだけベルトってものに貪欲なんだと……
「自分達で管轄しているベルトが、IWWFの選手達に取られっぱなしのまま提携終了してしまいましたから……どんな形でも、ベルトを手元に残しておきたいのでしょう」
だったら最初から殴り込みなんかしてこないで……って、
まあこっちは選手達の方が積極的に動いた結果だったか。
新女の首脳陣としては、最初からベルト流出を恐れていたんだったな
だったら闇雲に業務提携するなと……言っても始まらないか。
はぁ、アジアヘビーはともかく、TWWAジュニアはTWWA側と話し合う必要があるな
おそらく……OKなんだろう。あまりジュニアベルトに固執してないからな、あちらさんは
ともかく、話は通しておかないとな……霧子は新女の対応を頼むよ
「お任せ下さい……その前に社長、実はもう一つ「困った」問題が……」
困った問題?
「はい。実は……メロディ小鳩選手が、是非我が団体に参戦したいと直接申し出てきたのです」
メロディ小鳩……って、確か母親も有名なレスラーだったっていう、あの?
「そうです。元ヒールレスラー、ギルティ美鷹のお嬢さんです」
まあフリー選手が自分を売り込みに来るのは珍しい事じゃないが……何が問題なんだ?
「彼女……母親もそうだったと「噂」されてましたが、「刺客レスラー」のようなんです」
刺客?
「簡単に言えば道場破りを生業にしているレスラー……でしょうか。主に海外団体を標的にしてきたようですが、矛先がこちらに向けられたようです」
ふむ……霧子は、その小鳩選手が誰かに刺客としてうちへ差し向けられたと、そう思っているのか?
「はい」
刺客……ねぇ。
良くも悪くも、菊池選手達を返り討ちにして、だいぶ女子プロ界隈を騒がせたからなぁうちは
狙われても不思議ではないが……影にいるのはやはり新女か?
「かもしれませんが……GWAかもしれません」
GWA?
「小鳩選手は、つかささんのGWAジュニアベルトを狙っているようです」
おいおい……参ったね。つかさのベルトも対戦相手に恵まれないと嘆いてはいたが
よりによって刺客に狙われたか……
狙われたのは仕方ないが、
その狙いの意味するところ……なんて、気にしていられる状況ではないか
なあ霧子。仮に参戦要求を断ったとしたら……どうなると思う?
「表向きは特に何事もないかと。しかし彼女を差し向けた何者かが黙っているわけはないかと……」
だろうな……そういや霧子、そもそも小鳩選手が刺客レスラーだって、なんで知ってた?
「……ご存じ無い方が良いことも、色々とあるものです社長」
……怖すぎるぞ霧子
「ふふ、安心して下さい。私がどんな女だとしても、私は社長の秘書、そして奴隷です。ご命令のままに、私の責務を果たすだけですわ」
……とんでもない女性に惚れられちまったもんだ
「社長が本気で愛して下さるからですよ」
そう正面切って言われると……なぁ? こう色々と、うん……
「社長ったら……テレながら欲情するなんて流石ですね」
自分でも呆れてる。ったく、どこまで俺は貪欲なんだろうね
「ですが、それでこそ社長です。私も……ほら、んっ! きっ、聞こえますか?」
もうそんなにグッショリさせてるのか……ならもう、前戯はいらんな
「私も、貪欲なんです……社長に、んっ! ダメ、もう我慢出来ない」
ちょ、やけに今日は積極的だな……こら、いきなり乗っかるな。椅子が壊れるぞ
「だって、も、ほら社長だって……こんなに、ね、入れるから……んん! ハァ、ん、やっぱり社長の……好き、大好きです社長!」
なんか愛されてるのは俺じゃなくて「コレ」って気がしなくもないが
ま、ここまでくるともう細かいことはどうでも良くなってくるからなぁお互い……
問題は山積みだが、今はただ、貪欲な自分達に素直でいたい……

「で……私達を呼び出していたのも忘れてやりまくってたと。ニヒヒ、流石社長、おさかんですにゃあ」
「呆れた……貪欲とか以前に、人としてどうなのよ? まったく……」
いや悪かった、つかさ、那月。もうお前らの練習が終わるような時間になってたとはなぁ
「どーせ1回じゃすまなかったんでしょ? もお、その貪欲さをこっちにも向けて欲しいのになぁ」
「ホントよね……んん、それはいいから、なんなの? わざわざ呼び出して」
ああ、実はな……と、二人には新女や海外防衛、それから小鳩選手の話を切り出した。
那月の方は元々想定内の話だったから特に話を聞くだけという感じではあったが
つかさにとって小鳩選手の話は寝耳に水。
まあ俺もちょっと前までそうだったわけだし、当然の反応ではあるな
なんにしても、二人とも頑張って欲しい……という激励で締めくくり、もう一方の話へ
……二人にな、CDの話が来ているんだ
「え! 歌?」
ああ……なんか問題あるのか? つかさ
「う、歌ぁ? う……歌、ね……う〜〜む……」
なんだ、お前らしくないな。もっと乗り気になると思っていたが
「いやぁ、歌はねぇ……なんていうかさぁ、「キャラ付け」がこう、イマイチ、ねぇ?」
キャラ付けとか気にする必要も無いだろう。
こういうのは「誰が歌っているのか」って事が重要なんだと思うぞ?
「そうなんだろうけどぉ……まあ、だーりんがどうしてもって言うなら、やるけどね」
どうしてもってほどでもないが……まあ資金の為にもちょっと頑張ってくれ。
防衛戦を前にして心苦しいが
「ああ、そっちは大丈夫。勝っても負けても問題ないし」
お前なぁ、ベルトホルダーがそんな事じゃ……
「ああそうじゃないの。ま、そのうちだーりんにも判るから。ニシシシシ」
……何を企んでいるんだ? まあつかさはいつもこうだから……
那月の方は問題ないか?
「ええ。初めてじゃないし、問題ないわ。もちろん、防衛の方もね」
相手は間接の女王ナスターシャ・ハンだからな……気を引き締めてかかれよ
「もちろん。クールに勝利して、エレガントに帰ってくるわ」
ん、その意気だ。二人とも頑張ってくれよ
……話はコレで終わりだが?
「えぇ!? あれだけ待たせといて、はいこれで終わりってあんまりだよぉ」
「そうね……社長には、その、待たせた責任を取る義務があると思うけど?」
ちょっ……霧子に結構搾り取られたから、もうそんなに……
「そんなことぉ、やってみないと判らないよぉ?」
「それとも、私達じゃもう興奮しないとでも言う気?」
そんな事はないが、こう、体力的にだな……
「大丈夫大丈夫。練習終わったばっかりだけど、全然、元気だよ?」
「レスラーだもの、まだ体力は残ってるわ」
いやお前らのじゃなくてだな……

はぁ、ハーレムを形成し続けるって大変なんだな……今更だが
「今更言うことかい。イヤなら誰か一人に絞るんだね」
そんな事、俺に出来ると思ってるのか? 静香
「ハッ! 思ってないからからかってんじゃないか」
だろうよ……
「で、なんだい? 今度は私とハメたくなったか?」
まあ……そんなとこだ
「おいおい、大変だって言ってたのはアンタじゃないのかい? ったく、貪欲にもほどがあるね」
いやなんていうかな……これは「お祝い」みたいな事だから
「はぁ?」
二十歳の誕生日、おめでとう
「ああ……祝われるのはありがたいけど、それがこれかい?」
ちゃんとプレゼントも用意してあるさ。だけど静香もハメたくなると思ってね
「私をアンタと同じ色情魔みたいに思わないでおくれよ」
したくないのか?
「……酷い男だね、アンタも」
まあそう言うな。これも調教の一環だろ?
「何でもそう言えば済むと思ってないか? ま、それで済むようにいじられちまったのも私か……」
心を開かせたと言って欲しいね
「口ばかり達者だね……なあ、誕生日だからって言うワケじゃないが、一つ、頼まれてくれないか? 社長」
ん? なんだ
「今度来る連中に、越後って奴はいないんだよな?」
ああ、新女の? 殴り込んでくる選手は菊池選手と祐希子選手と……
それから先月の越後選手の代わりには来島選手が来る事になってるな
「ああ……どうしてもね、アイツともう一度やり合いたいんだ。すぐになんて我が儘は言わないから、殴り込ませてくれよ、新女に」
そういや、先月は越後選手と2度対戦して……
「……負けたから気にくわないってワケじゃないんだ。どうにもこう、癪でね」
それを「気にくわない」って言うんだと思うんだが、
なんてことを口にするほど野暮ではないつもりだ
……判った。来月はEXリーグがあるから、早くても1月になると思うが、構わないな?
「ああ、構わないよ」
にしても珍しいな。お前がそこまで越後選手にこだわるなんて
「正直ね、私にもよく判らないんだよ……」
ほう?
「ま、なんにしてもちょっと外で暴れたい気分なんだ。それでいいだろ?」
……好きにしろ。俺はお前がやりたいようにやらせたい。
リングの上でもベッドの上でも、それは変わらん
「へえ……好きにして良いんだ?」
構わんぞ? それに誕生日祝いもあるから、お前が望むことをしてやるぞ
「ならそうだね……ロープで縛ってムチでビシビシひっぱたいてやろうかねぇ」
それをやりたいって言うなら、構わんぞ
「……面白くない男だね」
俺が慌てる姿でも見たかったか? 残念だが、お前が望んでいることくらいお見通しだ
「なっ、ちょっ! 手を回すな、きゅ、急になんだよ……」
普通に、優しく愛されたい……違うか?
「ばっ! だ、誰もそんな事言ってないだろ!」
違うのか?
「……本っ当に面白くない男だよ、アンタは」
ほら、お前から言い出さないと始まらないぞ?
「……何も注文することは無いよ。何時だって、私らは……」
……結局なにも言い出さず、静香はそっと唇を寄せてきた……

ま、優しいのは最初だけ。のってくれば自然と激しくなるもんだなぁ静香とは。
なんかここのところ激しいなぁ……色々と。
やはり是非無く周囲が慌ただしくなると、自然と気持ちも高揚するもんなのかね?
むろん、激しいのは夜だけじゃない……マットの上でも、今月はまた荒々しくなった。
新女再び殴り込む。既に先月の段階から新女によって公言された殴り込みは
団体同士だけでなく、多くの人達を巻き込んでいった
そしてメロディ小鳩選手の参戦
こちらは新女の殴り込みによって目立たなくなっているが
それが狙いなのでは……とは霧子の談。
なんにしても、彼女はつかさにとってかなりの試練となるだろう。
むろん新女勢も、ベルトを全てはぎ取ったとはいえ脅威に違いはなく
ベルトを狙われたソニック選手にも、試練が待ち構えていた。
遠征で留守にする那月とは「帰ってきたら、またベルトをかけるお!」と固く約束したとか
その約束が果たされるのか……
そして舞は、団体トップとしてベルトを守りきれるのか?
まずはタイトルマッチの前哨戦……と言ってはあまりにも豪華なリーグ戦
今月は先月とは異なり1ブロック8人で争うことにした。
参加選手は舞と静香、新女の菊池,祐希子,来島の三選手
そしてフリーのソニック選手と小鳩選手。最後にTWWAを代表してホリー選手。
この8人によって、リーグが争われる。
まず初日。
最初に行われたリーグ戦は、フリー同士のソニック選手と小鳩選手
フリーと言うだけでなく、ジュニア同士でもあることから注目されていたが
自力で勝るソニック選手が華々しく一勝目を勝ち取った。
そして次の試合……アジアベルト奪還に燃える祐希子選手と
先月は良いところがあまりなく復讐に燃えている静香がぶつかった

1日目第4試合
・リーグ戦
八島vs祐希子


序盤から飛ばす祐希子選手
早い段階からJOサイクロンを放ち、静香を追い込んでいったが
祐希子選手が仕掛けたスモールパッケージホールドから逃れる為そのまま場外へ転落し
そこから素早く起ち上がった静香は、場外でパイルドライバーを決めた
そのダメージが深く残っていたのか
リングに復帰した後は祐希子選手が優位に技を決め続けたが
どれもコレも、静香にはあまり効いておらず
フライングボディアタックはアッサリと静香に見切られる
また静香の拳により流血したのも響いたか
最後はのど輪落としを叩きつけられ、祐希子選手がカウント3を聞くこととなった。
まずはSM女子が1勝。
これに続けと、舞が来島選手と対戦する。

1日目第6試合
・リーグ戦
永沢vs来島


最初に仕掛けたのは舞。豪快なタイガースープレックスが火を噴いた。
が、そこから来島選手が舞を追い込んでいく。
舞の技に耐え、重い一撃を着実に決めていく来島選手
手数はほぼ互角だったが、舞がどんどん追い込まれていく。
しかし舞は冷静に、片逆エビやストレッチプラムで頑丈な来島選手の体力を奪い
得意のジャーマンで止めを刺しに掛かる。
それでもフォールを何度も跳ね返す来島選手にそれでも舞は攻め続け
最後はジャーマンでフォール勝ち。
団体トップの貫禄を見せ付けた試合となった。
1日目は順当に勝った二人
2日目も、静香が刺客小鳩選手をパイルドライバーで沈め、順当ぶりを見せ付ける。
ソニック選手はタイトルマッチの前哨戦ともなる、菊池選手との対戦に勝利。
そして舞も、同じくタイトルマッチの前哨戦となる祐希子選手との直接対決へ

2日目第7試合
・リーグ戦
永沢vs祐希子


ベルト奪還に燃える祐希子選手の勢いは凄まじかった。
初戦を静香に奪われたものの、その影響を全く感じさせない試合運び。
序盤から押し気味の祐希子選手を、どうにか舞は抑えようと試みるが上手くいかず
最後は得意のJOサイクロンの前に、撃沈となった。
舞の調子が悪かったと言うよりも、祐希子選手の闘志が凄まじかったと言うべきだろう。
強引に舞台を用意したのはあちらの首脳陣で、
選手達がコレをどう思っているのかは判らないが
事情がどうあれ、リングに上がる以上は熱く燃える。
それが炎の戦士とまで呼ばれる祐希子選手か……強い女だな。
時代が違えば、抱いてみたかったな……
3日目。ここまで連勝していた静香は
同じく連勝していたソニック選手に敗れてしまう。
あわよくば優勝も……と勢いづいていただけに残念だ。
そして一勝一敗の舞は、刺客小鳩選手から難無く勝利
刺客とは言え、実力的にはまだ脅威ではない……
いや、この強豪揃いのリーグ戦のなかにいられるだけの実力はある
つかさにとっては脅威の相手であることに間違いはないはずだ。
4日目。まずはSM女子と新女が、互いに誇るパワーファイター同士の対戦となった。

4日目第3試合
・リーグ戦
八島vs来島


一進一退の攻防を繰り返す両者。
拮抗した状況は終盤まで続いたが、そこを打ち崩したのは来島選手
技を畳み掛ける来島選手に静香は押され、最後はジャーマンに沈んだ。
最後まで息切れしなかった来島選手が、
体力と経験の差で静香を追い込んだ……そんな印象の試合だった。
一方舞は、唯一全勝を続けているソニック選手との対戦を迎える

4日目第5試合
・リーグ戦
永沢vsソニック


ソニック選手は序盤から飛ばしまくるハイスパートなレスリングを好むが
そんなソニック選手のお株を奪った舞。序盤からとにかく勢いに乗り押しまくった。
それをソニック選手がどうにか耐え抜き、逆にチャンスを作る場面もあったが
結局は舞が押し切り、勝利を手にした。
後半はソニック選手のペースと思われたが
前半の勢いで勝った舞が、序盤の優位をそのまま活かす形となったか。
これで全勝は誰もいなくなり、混迷深めていくリーグ戦
5日目には、優勝候補の菊池選手に静香が挑んだ

5日目第5試合
・リーグ戦
八島vs菊池


序盤にいきなりパイルドライバーを決めることは出来た静香だったが
ペースは完全に菊池選手が握り続けていた。
そんな中でも、菊池選手の技を何度も返す静香だったが
自分の技を決めることが中々出来ず、最後はシッカリと零戦ミサイルを喰らい、フォール負け
ペースは確かに菊池選手が握っていたが、一方的というわけでもなく
静香はジワジワと菊池選手を追い込んでいたのも確か。
大技が決まればまた違う結果になったかも知れないが
逆に言えば、それを許さなかった菊池選手の方が勝っていたということか。
舞は順当にホリー選手から星を取り、6日目へ。
舞に敗れたホリー選手が、その仕返しとばかりに静香を追い詰め
静香はホリー選手の前に敗れてしまった。
そして舞は、新女の新たなトップ菊池選手との直接対決に望む

6日目第6試合
・リーグ戦
永沢vs菊池


序盤は菊池選手優位で進んだ試合。
しかし中盤で舞が得意のタイガースープレックスで盛り返す
だが菊池選手の勢いは止まらず、追い込まれて行く舞。
ところが、止めとばかりに放たれる零戦ミサイルを避けるなど舞も粘り
隙を突いてサソリ固めを決めるなどして体力を奪っていく。
気付けば、激しく肩を動かすようになっていたのは菊池選手。
コーナーに寄りかかる菊池選手にスペースローリングエルボーを叩き込み
舞がフォール勝ちを収めた。
この段階で、一敗同士の舞とソニック選手が同率トップとなり
リーグ戦最終日となる7日目の結果に注目が集まった。
ソニック選手の相手はホリー選手
こちらは難無く、ソニック選手が勝利し、舞の結果を待つことに。
その舞の相手は静香。
静香が勝ちを譲れば舞がそのままソニック選手との再試合に望めるが
そんな事をするような女ではない。ガチで舞に静香が挑んでいく。

7日目第3試合
・リーグ戦
永沢vs八島


いきなりナックルパートで舞を流血させた静香。
コレに怒った舞がタイガースープレックスを決めるが、
流血が響いたのかその後が続かず、どうにも決め手に欠ける舞。
静香はその隙を狙い、舞を追い込んでいく。
むろん舞も黙ってやられる女ではない。トップの意地で静香に食らいついていく。
互いに決め手を欠いたまま、体力を消耗し合う二人。
最終的には……トップの意地か、ジャンピングネックブリーカーからフォール勝ちを収めた。
これで舞は一敗を守りきり、ソニック選手との優勝決定戦を行うことに。

7日目第6試合
・リーグ戦再試合
永沢vsソニック


体力的に余裕のあるソニックと、静香との激闘を乗り越え体力の消耗激しい舞。
俄然ソニック選手有利の状況で、しかし序盤から飛ばしたのはまたもや舞だった。
幾度か様子見がてらに技を放った後、
隙を突いて後ろに回り込みタイガースープレックスを放つ。
コレが決定打になったと言えただろう。
ソニック選手も粘りに粘ったが、舞のノーザンライトスープレックスの前に散った。
これにて、リーグ優勝は舞が手にした。
再試合に新女の選手が絡んでこなかったことも、
うちとしては圧勝の印象を与えることが出来てほくそ笑んでいたのだが……
リーグ戦自体が前哨戦。本番は、最終日のタイトルマッチ3試合。
まずはリーグ戦では目立つことの出来なかった刺客、メロディ小鳩選手が
つかさの持つGWAジュニアベルトに挑む。

8日目第4試合
・GWAジュニア王座防衛3回目
真鍋vs小鳩


大方の予測通り、小鳩選手優位で進む試合展開。
それでもつかさは食らいつき、得意のフェイスクラッシャーなどで小鳩選手を追い込む。
だが、それでも技術力で上回っていた小鳩選手優位は変わらず
最後はつかさの意表を突き丸め込み、そのままフォール勝ち。
ベルトを奪われたつかさは……どうにも落ち込んでいるようには見えない。
来月リマッチ出来る余裕からか? いや、それにしてはなんか様子が……
元々ベルトに固執するタイプではないが、どうにも気になるな……
つかさの態度は気になるが、タイトルマッチはまだ残っている。
続くは、TWWAジュニア。
ソニック選手が菊池選手からベルトを守り、那月との約束を果たすことが出来るのか?

8日目第6試合
・TWWA世界ジュニア王座防衛3回目
ソニックvs菊池


先手を取ったのは菊池選手。
だがそのお返しにとはなったソニック選手のエルボーによって菊池選手がいきなり流血。
いきなりハンデを背負い込んだ菊池選手だが、
それでもソニック選手に食らいつき、接戦を続けていく。
そうして迎えた中盤で、菊池選手がフィッシャーマンバスターを決め、優位に立つと
その勢いでソニック選手を追い込んでいく。
だがソニック選手も負けじとシューティングスタープレスを放ち、まだ五分の状況に
ここから菊池選手が意外な作戦に転じる。
ソニック選手の脚を狙い、極め技を続けてきたのだ
体力が残り少ない名かで脚を攻められ、おぼつかなくなるソニック選手に
菊池選手のシャイニングウィザードが決まる。
コレが決定打となり、ソニック選手はベルトを奪われることに……
IWWFジュニアの代わりに、TWWAジュニアのベルトを持ち帰えられるという結果に……
約束を果たせなかったソニック選手が、悔しそうにうずくまっていた……
だがソニック選手はこのままマットに止まっているわけにはいかない。
ファイナル、アジアヘビーをかけた試合が行われるのだから

8日目第7試合
・アジアヘビー級王座防衛1回目
永沢vs祐希子


リーグ戦では気迫のこもった試合で、祐希子選手が舞からフォールを奪っている。
その再現と言わんばかりに、祐希子選手の気迫がみなぎっていた。
序盤いきなり動いたのは舞だった。
必殺技のタイガースープレックスを綺麗に決め、リーグ戦と同じ結果にはすまいと奮闘する。
しかし祐希子選手の気迫は凄まじく、JOサイクロンでやり返してくる。
やや舞優位に試合は進んでいったが、最後まで諦めなかった祐希子選手の気迫が勝ったのか
再びJOサイクロンを決め、そのままカウント3……舞が、ベルトを奪い返されてしまった
飛び跳ねて喜ぶ祐希子選手
対して、ガックリとうなだれる舞。
後日、那月も遠征先でナスターシャ選手にベルトを奪われ
SM女子念願のヘビー王座は、2本ともたった1ヶ月で手元から奪い去られてしまった。
……意気消沈していられない。顔を上げ、次の一歩を踏み出さなければ。
来月はEXリーグ。計らずとも、こちらからまた新女のマットに乗り込む形になる。
そして1月になれば……静香との約束を果たす意味も込め、
今度はこちらから新女に殴り込んでやる!
新女がなりふり構わずベルトを奪い返しに来たのなら、
こちらも貪欲に狙っていこうじゃないか!
敗北から起ち上がり、ベルトを貪欲に狙う……
そんな気持ちに「成れた」のは、新女のおかげ
ならば、こちらの貪欲さに、今度は新女が「慣れて」もらおうか。
EXリーグ。そしてベルト。
貪欲に、タイトルをお前らからもぎ取ってやる。
うちの女達を舐めるなよ……ベットの上で貪欲な彼女達は、マットの上でも貪欲になれるんだ
それをこれから証明してやるぞ、新女!

選手評価と試合結果はこちら
posted by S−BOW at 00:35| Comment(0) | SweetMistress編3年目

2011年02月05日

エイプリルフール企画へのお誘いとお願い(告知ページ更新)

※これは半年後のエイプリルフールに向けた企画の説明で、
妄想日記のストーリーとは一切関係ありません
レッスルファンの方々へ向けた、「提案」を記載しています
よろしければ一読頂き、当日企画に参加して頂ければと思います。
※前回の告知より、(ようやく)告知内容を追記しております
主に企画バナーの追加とそのリンク先、
それから企画者(=S−BOW)への連絡先の明記です
一度確認されている参加希望の方も、もう一度ご確認いただけると幸いです

エイプリルフール企画の説明はこちら(別サイトへ飛びます)
posted by S−BOW at 16:01| Comment(0) | 中の人の日記

2011年01月18日

SweetMistress編3年目10月

結果という物は、時として予想外の状況を生み出す。
それが良い物ならば奇跡。悪い物ならば不幸と言い換えられるだろうか。
ならば、ここ最近那月を中心に渦巻いたジュニアベルト絡みの「結果」はどうだろう?
対戦相手に恵まれないことに対する打開策として、まず那月を新女に殴り込ませた。
その「結果」新女のマットでは散々な扱いを受けてしまう那月。
そんな彼女を立ち直らせる為に我がSM女子のマットにソニックキャット選手を呼んだ。
その「結果」ジュニアベルトを奪われることとなったが、
二人の対戦は観客達を大いに盛り上げる「結果」となった。
それらの「結果」が……思わぬ事態を招く「結果」として現れた。
新女から、今度は菊池選手達が殴り込みに来る。そういう結果になって……
発端は、やはり那月の殴り込みにあったようだ。
あの時の新女は、彼女をぞんざいに扱った。
しかしそれは新女フロントの判断であり、菊池選手らの感情は無視された物。
狙われていた菊池選手もそうだが、
外敵の来襲に燃えていたマイティ祐希子選手もフロントの判断に納得がいかなかったらしい。
そんな彼女達の感情は、那月対ソニック戦による「評判」を聞くことで抑えられなくなったらしい。
選手を無視した新女フロントは、選手達がフロントを無視した発言というしっぺ返しを喰らうことになった。
先月行われた新女興行最終日。ここで、菊池選手はとんでもない発言をした。
『来月は、私と祐希子さんとでSM女子に殴り込みに行きます!』
次期トップの発言は重い。記者もファンも、この発言を大々的に取り上げるのは当然
発言と盛り上がりを、新女フロントが制御できなくなるのは日の目を見るよりも明らかで……
「おかげで、矛先のこちらまで対応に追われてしまいましたね」
まあそう愚痴るな霧子。願ったり叶ったりじゃないか、こっちとしては。
「ええ、その通りなんですが……色々と、大変なんです。それは社長もお判りでしょうに」
まあねぇ……相手が新女となると、注目度が俄然違うからなぁ
特にあっちから唐突に宣言されると、受けるコッチの予定が大幅に狂うからなぁ
既に騒ぎ出している那月をなだめるのはまあどうにかするとしてだ
一番問題になるのは……当然ベルトだ。
那月がアッチに殴り込んだ時に持ち込んだのは、TWWAのジュニアベルトだ。
そもそもこのベルトはうちの管轄じゃない。TWWA管轄のベルトだ。
今までこのベルトを那月が巻き続けていたのは、彼女が防衛し続けたからってのもあるが
TWWAがそれをずっと容認し続けていたからってのもある
そもそもTWWAはこのジュニアベルトにさほど執着心はなく
AACのように地元団体での防衛戦を強制したりはしない。
そもそもTWWAに在籍しているジュニア選手はソフィア選手だけ、
あーいや、「来日可能な選手の中では」ってことになるが、彼女だけだからなぁ
まあ逆にタッグベルトの時はむきになって奪い返しに来たが……まあその話は今すべきじゃないな
そんなTWWAのジュニアベルトを今、ソニック選手が持っている
TWWAとしては、第三者にベルトが渡ってしまった形になっているわけで
これ以上自分達の手から離れてしまうのは流石に容認しきれないようだ
どこかで新女勢来襲の話を聞きつけたのだろう……新女相手にベルトを掛けるなと釘を刺された。
那月が殴り込んだ時はまだ良かったんだ。仮にあの時にベルトを奪われても。
だがここにソニックという「ワンクッション」が加わると、ちょっと話が変わってくる。
ジュニアベルトに付けられている「TWWA」という団体名がお飾りになるのは避けたいんだ、あちらとしては
その気持ちは判るが……さて困ったね。
そもそもの発端は那月の殴り込みだが、
そこには「新女は誰もこのベルトに挑戦しなかった」っていう点も含まれていた。
今回はそこを逆手にとって、「元々興味なかったんだから挑戦させないよ」って言い訳をして
ソニック選手の防衛相手にはつかさを向ける予定だ。
元々あちらが来なくともそうするつもりだったしね
もちろん、つかさが持っているGWAジュニアのベルトも挑戦させないよ
まあこっちは……もとより注目されていないことが悲しいがな……
そんな状況ではあるが、ガッツリ、こっちはあちらが持ち込むベルトに挑戦させて貰うつもりだ。
ベルトを狙うだけで狙わせないのか……なんて批判が来るのは覚悟の上。
もとよりどんな覚悟で乗り込んでくるんだよと……そんなことを俺はこれから記者達に向かって言うわけだ
なんかこれじゃ、俺ヒール社長みたいじゃね?
「新女側の選手やファンから見れば、もとよりヒールですよ社長は。でもよろしいんじゃありませんか? 盛り上げ方としては」
まあ盛り上がるんだろうけど……これがどんな「結果」をもたらして
そして試合がどんな「結果」になって、その際どんな事になっていくのか……まるで見えないな
「ですが、選手達には気持ちの上で一定の「整理」はつくんじゃないですか? 菊池選手達もそのつもりで乗り込んでくるんでしょうし」
まあなぁ……その点はありがたいけどね
じゃ、とりあえず記者会見してくる……うう、なんか待ってる記者の数がハンパ無いんだが……
俺、現役時代もこんな数の記者を前にしたこと無いぞ?
「そんなに緊張することありませんよ。なんでしたら「地」のままでよろしいのでは? ヒール度がアップしますよ?」
やめてくれ……色々とヤバいからそれは

「アジアヘビー、アジアヘビー! わくわく、ワクワク!」
「ようやくね……これでどっちが上か、ハッキリ決着を付けられるわ」
記者会見後、社長室で待っていたのは霧子だけではなかった。
本来なら記者会見に同席していてもおかしくない二人、舞と那月だ。
ま、舞はともかく那月は同席させるわけにはいかなかったからなぁ……
今は一語一句注目されてしまう身だ。ちょっとした言葉がまた妙な嵐を呼び込むことになる。
それはそれで「プロレスらしい」と言えるが、
その手の発言を今日という日にされても困るんだ、社長としてはな
「それにしても社長……思い切ったわね。まさか祐希子選手のEWAヘビーまで私に挑戦させるなんて」
まあな……本来なら静香にでも挑戦させてやりたかったが
今回注目されてるのは那月、お前だからな。むしろアジアヘビーだってお前に挑戦させたかったくらいだ
「……あれ、もしかして私っておまけ?オマケ?」
いやそういう意味じゃなくてな……というか舞、お前は団体トップの自覚を持て
新女のトップが殴り込んできたんだから、トップのお前が迎え撃たないでどうすんだ
……記者会見で俺は、新女が持ち込むベルトについて語った。
彼女らが持ち込んでくるベルトは3つ。祐希子選手が持つアジアヘビーとEWAヘビー
それから菊池選手の持つIWWFジュニアベルトだ。
新女管轄であるはずのNJWPヘビーは、来日中のルミーダダーン選手に奪われたままで
タッグベルトの方もルミー選手とクリスモーガン選手のペアに取られっぱなし。
ついでにアジアタッグもこの二人にとられっぱなしだ。おまけにEWAタッグまで……
実は新女が那月をぞんざいに扱っていたのにはこんな背景もあって
これ以上、ベルトの流出はゼッタイに避けたかった……という内部事情があった。
まあ話題性だけを目当てに海外団体をいくつも呼び込んだ結果だから同情はしなし
守りに入った結果、こちらで流出するかもしれない結果を招いているんだからなぁ
折角だから全部いただいてしまおうか。
この3つのベルトだけでも話題性充分だが
俺は記者会見の席上で、リーグ戦も行うことを発表した。
折角来て貰うんだ、キッチリ歓迎しないとな。
リーグ戦は2ブロック制。
Aブロックは渦中の那月と菊池選手の他、うちのつかさとソニック選手も交えたジュニア中心のブロック
Bブロックは舞と静香、そして新女の祐希子選手ともう一人来ることになった越後選手を中心にしたヘビー級中心のブロック
この2ブロックにTWWAのシンディー選手やホリー選手なども割り振って各6人計12人のリーグ戦とした。
このリーグ戦も話題を呼びそうではあるが、やはり注目はタイトルマッチに注がれていた。
質問も基本的にはそっちばかりだったからなぁ。
特にソニック選手がもつTWWAジュニアベルトを何故菊池選手に挑戦させないんだとか……
内部事情を隠しながらの説明だったから、まあホント……
「うちの団体って、いつからヒール団体になったっけ?」
それを言わないでくれ那月……
「本当はエロハーレム団体なのにね、ね!」
なにを嬉しそうに言ってるかなこの発情ニャンコは……
ともかく、ベルトほどじゃないにしても、リーグだって重要だ
常に気を抜けない試合が続くことになるが……二人ともシッカリな
「当然でしょう? クール&ヒート、私達を止める事なんて出来ないわ」
「頑張ろうね、ふぁいとファイト!」
ん、意気込みは良し……さてとりあえず本番はひとまず置いといて、
霧子、今のうちに月例報告を頼むよ
「はい。今月は……那月さんに写真集の打診が来ております」
「私に!?」
ほう、このロリ体型に興味を持つ出版社がいると
「失礼ね! 写真集はエレガントな私にぴったりの仕事なのよ」
ほう、なら受けて良いんだな?
「当然でしょ? クールに決めるわよ」
「那月ちゃん、大事な試合があるのに大丈夫?」
「あっ……だっ、大丈夫に決まってるでしょ? 私に掛かれば、撮影くらいで調子を崩したりなんてしないわ。撮影も試合も、全部クールに決めるんだから!」
ん、良く言った。その活きで頼むぞ那月。
「……ハメたわね社長」
なんのことかな? つかハメるのは夜のお楽しみだ
まあお前の場合、気合い入りすぎてトレーニング中にまた足首捻られても困るからな
撮影くらいがちょうど良い息抜きになるだろう。クールっていうよりはクールダウンにちょうど良い
「なんか素直に喜べないんだけど……いいわ、私がいかにエレガントなのかを証明してやるんだから」
あんまそっちに熱入れすぎるなよ、意味なくなるから
「熱を入れすぎそうなのはこちらもでしょうか……那月さんとは別に、翔子さんにも打診が来ております」
ほう、翔子にもか
「えーっと、『私の露わな姿を見てぇ、気絶するばんびぃのがいないか心配ですねぇ』……どうどう?那月ちゃん」
「言いそうだけど、それ似てないから舞」
まあ確かにそう言うだろうけどな……本人に確認するまでもなくOKだろう。
内容に関しては本人に任せるが
「了解しました。それから他に……つかささんに学園祭の依頼も来ております」
今月は色々来てるなぁ。学園祭ねぇ……つかさは喜んで行きそうだな
ただ、ヘタにハメ外したりしないか心配ではあるが……まあいいだろう
ただ、霧子もマネージャ兼業で付いていってくれ。じゃないと危なっかしい
「ふふ、了解しました……後報告できそうなことは、あずみさんにファンクラブが出来たという報告ですね」
お、ようやく出来たか。どうにも地味だから心配していたんだが、ようやくかぁ
まあ地味とはいえ、あいつの水着姿なんかは地味なんてモンじゃないが……
「水着姿? なんか聞き捨てならないわね今の」
「え!? そーいうプレイでもしてたの? してたの?」
「そういえば先月もバカンスがどうとか……」
だぁ! お前ら水着に反応しすぎだ!
「そういえばアレよね……私達、バカンスとか連れていって貰ってないわね」
「バカンス!? それ楽しそう、行こういこう!」
「となると、私も新しい水着を用意しなければなりませんね……」
お前ら、今月は殴り込まれる大変な興行になるって理解してるのか? まったく……

ふぅ。まあ大事な興行を前にあれだけはしゃげるならリラックスできて良いと言えるが
緊張感が無いとも言えるぞ……ガッチガチの緊張感を隠しているってのが本音なんだろうけどな
だとしてもアイツらはしつこすぎるぞ……バカンスか、いい加減連れて行ってやりたいがなぁ
金銭面はどうにかクリア出来るが、今度はスケジュール的に厳しいんだよなぁ
それだけ充実した興行が打てるってのはありがたいことだな。
その充実した興行の成果か、TV放送の方も好調なようで
また半年継続って事で再契約を結べた。
そして収入も安定してきたところで、ようやく移動車両を買い換えることも出来た。
経営面も良くなってきてるし……今月の興行でこの好調を何処まで引き上げられるかだなぁ
さてと、プレス対応も一段落したし、書類もあれこれ片付いたし……遅くなったが帰るか。
その前に見回りはしていかないと……んっ、ジムに電気が?
誰も消して帰らなかったのか。まったく困ったものだな……
経営が安定してきたとはいえ、無駄な経費は抑えたいんだよ。
電気の無駄使いとか、こーいうことからキチンと管理してかないとなぁ
一応、中の様子だけ確認して帰るか……っと、誰かいるな。



あれは……静香?
「……おう」
どうしたんだ、こんな時間まで?
「ちょっと包帯、取り替えてただけだよ。すぐ終わるから少し待っててくれよ」
待つ分には構わんが……それ、試合のケガか?
「まぁそんなところだね」
おいおい、怪我したのならちゃんと報告しろ。こっちの対処もあるんだから
「こんなのどうってことないよ。いつものことさ」
まったく……意地になって変な我慢だけはしないでくれよ
ま、そんなことさせないよう、定期的にベッドの上でチェックは欠かさないんだがな
「そんな事を言ってる割に、この怪我は見抜けなかったじゃないか」
うっ……
「冗談だよ。だけど、それだけたいしたことないって事だ。アンタが気にすることじゃないよ」
そうか……色々と、苦労を掛けるなお前には。その怪我のことだけじゃなく
「なんのことだい?」
色々だ。「リングのカゲ番」って名にふさわしい事とか、まあ色々な。
「別に……私は好きなことをやってるだけだよ」
そうか……
「それより、いつまで見ているつもりだい? アンタの女になったとはいえ、こういう所を見られるのは恥ずかしいんだけどねぇ」
互いの裸は隅々まで知ってる仲だろう
「それとこれとは話は別だよ……私にだって恥じらいってのはあるんだよ。それを察するのが男ってもんじゃないのかい?」
そうだな……悪かった
……ああそうだ一言だけ
「あん?」
……ベルトの件、悪かったな。だがお前にだってチャンスは……
「なに言ってんだ。舞も那月も、アイツらから奪い取ってくるんだろう? だったら、それを私が奪うまでだ。今はアイツらに花を持たせてやる、それだけだよ」
そうか……邪魔したな、静香
「ああ」
……カゲ番か。元レディースのヘッドってのは伊達じゃないよな
アイツがいてくれるおかげで、団体全体の気が引き締められているってところはあるからなぁ
実力も付いてきて、今ではナンバー3か
那月には悪いが、ナンバー2の座も現実味を帯びてきたし、
ベビーの舞とヒールの静香がトップを争うという構図が、団体を面白くしてくれるだろう。
アイツが新人テストに乗り込んできた時はどうなるかと思ったが
しっかり、レスラーとして成長してくれたよなぁ……
今回の事は那月を中心に注目されているが、
今後は静香を中心に注目される……そんな日も、そう遠くはないだろう……

「私のスピードについて来られる人、いる?」
「かかってきなさい! クールに迎撃してあげる!」
殴り込んできた菊池選手が早速マイクでアピール。
それに対し……本来ならトップの舞がマイクを握るべきところだが
ここは那月がマイクを握って反撃。
まああちらも祐希子選手ではなく菊池選手にマイクを握らせたわけだしな
いや……事実、今の新女は菊池選手がトップか。
祐希子選手も現役のエース、しかもベルトホルダーだが
ここ最近の評価では菊池選手の方が上回っているといった見方もある。
年齢的に、祐希子選手はもう下り坂だなんて言われてもいるからなぁ……
だが今の彼女は、我々にはまだ脅威。
それを払拭するのは、リングの上。
まずはリーグ戦で新女という零戦をクールに迎撃せねば。
初日……この日から、いきなり注目のカードがお目見えすることとなる。
那月と菊池選手が直接対決を行うのだ

1日目第6試合
・リーグ戦Aブロック
真壁vs菊池


先手は菊池選手。いきなりドロップキック4連発。そこからペースを掴んでいく菊池選手
那月もチョップで反撃するも、勢いが止まらない。
ならばと那月はリズムに乗った菊池選手の、そのリズムに自ら乗っかり必殺のエレガントブロー!
一気に流れを……と行きたかったが、それを許す菊池選手じゃない。
渾身のエレガントブローを耐えきった菊池選手は、直ぐさま那月の首に手をかけ、フィッシャーマンバスターを放つ
かなりのダメージだったが、しかし流れを掴んだのは那月。
畳み掛けるよう攻め続ける那月。それをしのぎ、ロメロスペシャルで反撃する菊池選手
ここからペースを明け渡してしまった那月は、猛攻の末零戦ミサイルをくらい
ふらついているところをショルダータックル。そしてフォール……カウント3が響き渡ってしまった。
この敗戦は痛い。
団体抗争以前にこのカードそのものが最も注目されていただけに尚更だ。
むろん本番はタイトルマッチだが……
あえて初日にぶつかるよう組んだこのリーグ戦、これが吉と出るのか凶と出るのか……
さて、初日に注目すべきはこの二人だけではない。
SM女子vs新女。その第1戦となったのは那月達よりも先に行われた静香と越後選手の対決だった。

1日目第5試合
・リーグ戦Bブロック
八島vs越後


「リングのカゲ番」が「リングの風紀委員」を迎え撃った一戦
ドロップキックに連続でペースをつかまれてしまった静香。
持ち前の耐久力で猛攻を凌ぎ、必殺のパワーボムも耐えきったが、ペースは握られっぱなし
反撃の糸口も掴めず、攻めまくられる静香。
隙を付いて投げ技は強引に返すが、出来た反撃はこの程度。
どこから持ち込んだのか、リング中央では屈辱の木刀攻撃まで喰らってしまう始末。
最後は逆さ押さえ込みでフォール負け……静香にとってこんな屈辱的な試合はなかっただろう。
菊池選手や祐希子選手にばかり気を取られすぎたか……越後選手も実力者であることを見せ付けられてしまった。
新女勢相手に二連敗となってしまった初日、ここを踏ん張れるかどうか、舞と祐希子選手のカードも注目された。

1日目第7試合
・リーグ戦Bブロック
永沢vs祐希子


舞もやはり、ベテラン祐希子選手相手に先手を許してしまう。
しかもドロップキックでふらついたところを狙われJOサイクロンをいきなり決められてしまう
この展開は不味い……だが、これで終わる舞ではなかった。
やられたらやり返す。舞はすぐに起ち上がり、直ぐさま祐希子選手を捕まえてタイガースープレックス!
スープレックスニャンコに火が付いた。ここから舞の反撃が始まった。
畳み掛けるような猛攻。仕掛けられた技も決めさせず反撃。
ジャーマンからのフォールは逃げられたが
ノーザンライトスープレックスは綺麗に決まって、フォール勝ち。
トップ争いは、まず舞に軍配が上がった。
二敗したものの最後舞が勝利して終えたことで、客に与えた印象は悪くなかったはず。
そんな状況で迎えた二日目……

2日目第3試合
・リーグ戦Bブロック
八島vsホリー


2日目第6試合
・リーグ戦Aブロック
真壁vsソニック


二人とも惜しいところは見せるのだが
結局は相手の勢いに飲まれて負けてしまった。
いきなり2連敗してしまった二人が早くも優勝戦線から遠のいてしまったのは痛い。
カードの組み方を間違えたか……
そんな中、奮闘したのはやはり舞だった

2日目第7試合
・リーグ戦Bブロック
永沢vs越後


静香を下して勢いに乗った越後選手。
その勢いのまま祐希子選手の仇を打ちたいだろうが……勢いに乗っているのは舞も同じ
序盤からハイスパートな舞。パワーボムで反撃されるも、構わず攻め続け
終わってみれば、7分10秒というスピード決着。
祐希子選手も越後選手もマットに沈め、こちらは早くも優勝候補に名乗り出た形となった。
3日目は波乱があった。
なんと、舞がソフィー選手に敗れたのだ
このまま全勝でブロック優勝するだろうと思われていただけに、手痛い失態。
対して別ブロックではもう一つの注目カード、菊池選手とソニック選手の対戦が行われた。

3日目第7試合
・リーグ戦Aブロック
菊池vsソニック


結果から言えば、菊池選手の勝利。それも9分台という速さ。
ある意味ジュニアらしい早期決着と言えるだろうか? しかし内容はかなり濃い。
一進一退の攻防。互いに大技も出し場外戦も交えつつ
最後は意表を突いたラ・マヒストラルで決着。
これでAブロックの優勝は菊池選手か……
いや、それを許さないと彼女の前に立ちはだかったのは、つかさだった。

5日目第6試合
・リーグ戦Aブロック
菊池vs真鍋


とにかく粘った。とことんつかさが粘った。
結果としては大方の予想通り菊池選手の勝利ではあったが
これでもGWAジュニアチャンプ。
三強でまとめられそうなジュニアの中で、4番目として自分の存在をアピールした、そんな試合だった。
奮闘するつかさに続けと、次は静香が祐希子選手に挑む

5日目第7試合
・リーグ戦Bブロック
八島vs祐希子


ゴングと同時に放たれた祐希子選手のドロップキック
それに怯んだ静香のバックを取り、いきなりJOサイクロンが放たれた。
丈夫な静香はそれを耐え、二度目に放たれようとしたJOサイクロンは気合で丸め込んだが
その後は攻められっぱなし。
それでも気合のパイルドライバーを打ち込み、更に脚を掴んで振り回し逆転……としたかったが
静香に許された反撃はここまでだった。
最後はフライングニールキックに倒され、フォール負け。気合だけではどうにもならない貫禄を見せ付けられた。
静香が勝てば舞のブロック優勝だったが、これで1敗同士の舞と祐希子選手による再試合が決定した。

5日目第8試合
・リーグ戦Bブロック再試合
永沢vs祐希子


一度は勝っている舞と、もう負けられない祐希子選手
トップの意地がぶつかり合うこの試合、まずは祐希子選手の気迫が舞を攻め立てた。
ラッシュを受けながらも反撃の機会をうかがっていた舞は
まずは腕を取ってアームホイップ。そこからチョップで怯ませ背後を取ってタイガースープレックスの体勢に……
が、それを狙っていたかのように、直ぐさま後ろを奪い返した祐希子選手。そのまま必殺のJOサイクロン!
得意技を得意技で切り替えされた舞
そのショックからか、続けざまに飛び込んできた祐希子選手のフライングボディアタックをもろに喰らう。
だが今度は舞の番。その飛び込んできた身体をそのまま逃がさずガッチリホールド。
今度こそと、スープレックスニャンコが気迫で祐希子選手を投げきった。
カウント1で返す祐希子選手を逃がさずコブラツイストで絡みつく舞
苦し紛れのフライングボディからのフォールをアッサリ返し、バックドロップも潰して
再度祐希子選手に絡みつく舞。
このままでは終われないと、止めに入った舞のタイガースープレックスを丸め込んだ祐希子選手だったが
決めきれずに舞を逃がし、そしてジャンピングニーを決められ撃沈。
熱戦を制したのは、再び舞だった。
これでBブロックの優勝は舞。
Aブロックを全勝で終えた菊池選手とリーグ決勝戦を行い事となった。

6日目第5試合
・リーグ決勝戦
菊池vs永沢


殴り込みを口にしたのは菊池選手。その責任、その期待を背負って乗り込んできたのだろう。
気迫が違った……そう言わざるを得ない。
終始、菊池選手のペースだった。
正直、舞に良いところは見当たらなかった。
ジュニアの菊池選手を強引に2度も投げることは出来たが、出来たのはそれだけとも言えた。
完敗……うちのマットで、新女の選手に優勝を明け渡す結果となってしまった……
「あいむ・うぃなー! みんなぁ、やったよーっ!」
勝ち名乗りを上げる菊池選手。乗り込んできた新女のファンが歓声を送っている。
ホームでの惨敗は厳しい……が、それを引きずるような選手達じゃない。
そう、俺の女達は皆、強いのだ。
俺が調教してんだ。メンタル面はハンパじゃねぇんだよ
本番は……タイトルマッチ。ここに掛かっている!
その第一戦。まずはEWA認定世界王座だ

7日目第6試合
・EWA認定世界王座
祐希子vs真壁


序盤から攻防激しいせめぎ合い。が、僅かにて数で上回っていたのは那月だった。
やられながらも徐々に祐希子選手を追い詰めていくが、しかし祐希子選手が飛び始め
エンジンが掛かってきたところでローリングソバット。
怯んだ那月の背後に回り込み、放たれたJOサイクロン!
そのままフォールにもちこむ祐希子選手をはねのけるが、
直ぐさま那月を捕まえローリングクラッチホールドで丸め込む。
だが、祐希子選手は焦っていたのか……この仕掛けは早すぎた。那月の体力はまだ充分。
はねのけた那月はそこから反撃を開始
祐希子選手の技を切り返しながら徐々に追い詰め、放たれたのは必殺のエレガントブロー!
この一撃にふらついた祐希子選手に、止めのナックルパート
意識が飛んだか、倒れた祐希子選手はそのままフォールされ、カウント3が聞こえても起き上がれなかった。
「体は小さくても、私の打撃は最強なのよ」
勝ち名乗りを上げる那月。
ジュニアの那月が日本のマットを牽引し続けてきた祐希子選手からベルトを奪った瞬間だった。
8000人を超えた歓声が福島の空へと響き渡った。
良くやった那月……だが、終わりじゃない。
タイトルマッチはまだ続く。
そう、那月のメインと目されているのはEWAヘビーではない。
菊池選手の持つIWWFジュニアのベルトだ。
そして祐希子選手の防衛もまだ続く。
祐希子選手にとってもこちらがメインとなるであろう、アジアヘビーのシングルベルト。
まずはこのベルトに、舞が挑んだ。

8日目第5試合
・アジアヘビー級王座
祐希子vs永沢


リーグ戦では二戦共に勝っている舞。
そして別のベルトを奪われたばかりでもう負けられない祐希子選手。
最初に仕掛けたのは、やはり祐希子選手だった。
ドロップキックやチョップなどでリズムを掴もうとする……が
そのリズムを崩しに掛かるのが、ここ最近舞が得意としている戦法。
ドロップキックを狙ったのか、舞をロープへ降ろうとしたその時、素早く背後に回り込み
強引に掴んで放った技は必殺のタイガースープレックス!
一気に優位へ立とうとする舞……それを黙って許す祐希子選手ではなかった。
フォール状態が解かれもつれているところを、今度は祐希子選手が後ろを取り
持ち上げて放った技はJOサイクロン!
譲らない、譲れない気迫がぶつかり合う。
その押し合いを征したのは……舞だった。
ノーザンライトスープレックス、綺麗な弧を描き決められた技は完璧。
ピクリとも動けず、祐希子選手は撃沈。
アジアの頂点に、スープレックスニャンコが駆け上った瞬間だった。
「やったぁ! 完璧カンペキ、快勝だよー!」
飛びはね、全身で喜びを表す舞。
しかしそう長く喜んでもいられなかった。すぐにリングを降りなければならない。
そう、アジアの頂点を決めるこのカードですら、メインではない。
本日のメインイベントは、騒動の発端となったこの二人……那月と菊池選手のタイトルマッチなのだから

8日目第6試合
・IWWF世界ジュニア王座
菊池vs真壁


祐希子選手を破り、ジュニアではなくヘビー級の王座に輝いた那月。
そんな那月の挑戦を受けるのは、ジュニア王者にして今や新女のナンバーワン、菊池選手。
持ち込んだ3つのベルトの内2つを、祐希子選手の持つ2つのベルトは全て奪われた。
菊池選手としては、負けられないプレッシャーが重くのしかかる。
そのプレッシャーへ付け入るように、まず踏み込んだのは菊池選手。
互いに軽く技を放ちながら様子見をしていたところに、
フィッシャーマンバスターをしかけようと試みたのだろう、那月に組み付こうとした。
が、これを良く見ていた那月は、その菊池選手にエレガントブローを叩き込んだ!
得意技を潰しつつ必殺技を叩き込んだ那月。思えば、これが決め手になったのかもしれない。
その後危うい場面もあったものの、この一撃によるリードを守りきった那月が
菊池選手に掌底を見舞い、そこからフォール。接戦を見事に制した!
「エレガントな者が勝つ……わかりやすいじゃない」
決着は付いた。那月はそう宣言し、大歓声に笑顔で答えた。
そう、これで決着は付いた。
そう、誰もが思っていた。敗れた菊池選手や祐希子選手ですらそう思っていたのかも知れない。
そう……うまく、事を運ばせまいと画策する者がいるなんて、この時微塵も思っちゃいなかった。
「社長、やったよヤッタヨ! ちゃんぴおんチャンピオン!」
「これで最もクールでエレガントな者が誰なのか……証明できたわね」
ああ、よくやったぞお前ら。ホント、よくやったよ
今夜はたっぷりとお祝いしてやらなきゃな
「エヘへ、たっぷりタップリ、ご主人様からご褒美貰うね」
「ま、まあ……当然の報酬よね。だけどその……ありがとう社長、ご主人様……」
うんうん、俺の可愛い女達はよくやってくれた
この日ばかりは浮かれていた。この日だけは浮かれていられた。
勝者がいれば敗者がいる。喜ぶ者がいれば悔しがる者がいる。
だがその悔しさをどう晴らすのかは……人それぞれ。
掟破り。そんな言葉、「奴ら」はいくらでも踏みにじる。
それを俺達はすぐに味わうこととなった……

選手評価と試合結果はこちら(オマケの試合動画あり)
posted by S−BOW at 22:18| Comment(0) | SweetMistress編3年目

2011年01月03日

SweetMistress編3年目9月

那月のジュニアベルト問題に、一つの「答え」が出た。
うちのマットに呼び込んだフリー選手、ソニックキャット選手が
圧倒的な強さを持って那月のベルトを奪った。
新女の菊池選手と並ぶほどの実力を持つソニック選手に敗れたことで
14回という防衛記録も、「結局は格下ばかりだったから」と指を差される事になる
かと、思われた。
しかしソニック選手は直ぐさま那月の手を取り「次のヒロイン」と彼女の健闘を称えた
新王者に認められた元王者
構図としてはおかしな立場だが、
しかしソニック選手の実力は女子プロファンならば誰もが知るほどで
そのソニック選手に挑ませ、そして認めさせたという点は高く評価された。
ソニック選手の心遣いには本当に感謝している。
おかげで那月は救われた。本人のプライドも彼女を取り巻く評判も。
そしてもちろん、新チャンピオンにだって利益はある。
外敵であるはずの彼女は、SM女子のファンに歓迎されている。
つまりは……俺はファンからソニック選手の長期契約を求められているということ。
安定した活動場所を持たないフリー選手にとって、長期契約は願ってもないこと。
音速ヒロインはスペシャル番組ではなくレギュラー番組に出演することになったのだ。
一方で……これはうちのマットとは離れた話だから、あくまで「噂」なのだが……
那月とソニック選手のタイトルマッチが話題になればなるほど、
その前の事件……那月の新女殴り込みの一件が再び波紋を呼び込んでいるらしい。
新女が那月を受け入れてちゃんとしたカードを組めば、面白い試合になったのではないか?
頭角を現し始めた真壁選手に、新女や菊池選手がびびっているのか?
ファンの勝手な憶測や批判が新女と菊池選手を包みだしており、
どうも新女フロントも菊池選手もフラストレーションを溜め込んでいるとか……
まあ、あちらの事情は知ったことではないと言えばソレまでだからなぁ
那月をどう扱ったのか、結局は新女自身の問題なわけだから。
こっちはこっちのプロレスをするまでだ。
那月に対する批判は緩和されたとはいえ、
今度はベルトを取り戻すという目標が出来たわけだし
団体としても那月本人としても、新女の事情に構ってはいられない。
那月以外の選手達も、ソニックキャットという外敵に目の色を変えているしな。
なかなか来日しないTWWAのジェナ選手やブリジット選手を待つよりも
団体トップの舞と互角の実力を持つベテランを標的にするのは自然な流れだろう。
「だいたい、ニャンコポジションは私一人で充分なんです!」
……張り合うポイントはそこかよ舞。
だいたい、「キャット」って名前こそ付いているけど、
ニャンコキャラってわけでもないだろ彼女は。自他共に認めるヒロインキャラだ。
「でもでも、負けられないんです、絶対ゼッタイ!」
まあトップとしてそれくらいの意気込みでいて欲しいけどね。
とりあえず、先月のリーグ戦ではお前勝ってたな
「バッチリ全勝! みんなに勝ってるよ!」
だったな。しっかりリーグ優勝の「ご褒美」もやったし
「ウサギちゃんプレイ、とっても良かったの。社長、またやろうねヤロウネ!」
やろうって……すっかり淫乱になったなぁお前も。淫乱というか常時発情期か?
「ところで社長。私呼ばれて来たんですけどなにか御用ですか?」
おっと、忘れるところだった。
たいした用件じゃないんだが、お前にファンクラブがまた出来たらしくてな。その報告だ。
「ホントに! やった、また増えたんだ!」
ああ。ソニック選手も来ていることだしこれからも……
「それでは、この喜びを早速ご近所のワンちゃん達に報告してきます!」
や、ちょっとま……つ事もできんのかアイツは
まったく……俺好みに調教は進んでいるが、ああいうところは変わらんな
「むしろあんなところも舞さんの魅力ですから、社長があえて手を付けないだけじゃないですか」
……お前には何でも見透かされるな、霧子
「そんな事はないですわ社長。見えすぎたら、それはそれでつまらなくなりますから……男と女は」
どうだか……まあいい。とりあえず今月は舞のファンクラブくらいか、動きがあったのは
「はい」
そうか……後は翔子の怪我と、次の遠征か残ってる問題は
翔子のことはまあ、様子を見ながら対処しようか。
遠征の方は亜魅を戻して……あずみかな次は。
……結局バカンスに連れて行ってやれないし、せめて海外に出してやらないとなぁ
「バカンス?」
いやコッチの話……とりあえずそんなところで手続きを頼む
「かしこまりました」
さあてと、残るは興行か
那月のタイトルマッチリベンジは確定として、他をどうするかだな
先月に続いてリーグ戦ってのはなんだし、とりあえず今月は普通に流すか……
舞だけでなく静香もソニック選手とはやりたがってたから、そこも考えないとな

ソニック選手のおかげで色々と話題を呼んでる我が団体。
先月は3000人規模の会場を札止めに出来たし
今月は思い切って4000人規模の会場を中心に興行を組んでみたが……
見事、全会場札止めという盛況っぷり
ついこの前まで資金難に苦しんでいたとは思えないほどの大盛況だな
これも地道ながらも良い試合を積み重ねてきた選手達のおかげかな
折角積み重ねてきた成果を無駄にしないよう、今月も良い試合を届けられればいいが……
まず初日。ソニックの首を狙っているのは那月ばかりじゃないと、静香が彼女に挑んだ

1日目第4試合
八島vsソニック


序盤から一気に攻めるのがソニック選手の持ち味にして最大の武器。
とにかく一方的にソニック選手が静香を追い詰め、
必殺のシューティングスタープレスまで綺麗に決めていった
が、体格差もあってか静香はその全てをシッカリ受けきった。
シューティングスタープレスからのフォールをカウント1で跳ね返し、
今度は静香が必殺のパイルドライバー。
その一発で勝負を五分にまで持ち込んだ静香。
そこからはかなり追い込みはしたんだが……
経験で勝るソニック選手がラ・マヒストラルでガッチリ押さえ込み、フォール勝ち。
先月のリーグ戦ではソニック選手を相手に勝ちを収めていただけに
これはかなり悔しい敗戦だったようだ。マットを叩いて悔しがっていた。
続く第5試合は舞と那月の団体内内トップ争い

1日目第5試合
永沢vs真壁


タッグパートナー同士で手の内を知り尽くしている間柄。
序盤早々に舞の隙を突くことくらい、那月ならお手の物なのか
エレガントブローを綺麗に叩き込み、優位に立つ。
しかし舞も那月の手の内を良く知っている。じっくりと那月を追い込み
得意のタイガースープレックスで那月をマットへ叩きつけた。
激しい攻防の中、那月のナックルパートで舞が流血
それからも攻め続ける那月だったが
一瞬の隙を突いて放たれたタイガースープレックスが見事に決まり、舞の勝利となった
トップの貫禄勝ち、といったところかな
旗揚げ当初は負け癖が付いてしまって悩んでいた時期もありそれも長かったが
今では団体トップとしての実力を見せ、観客を沸かせられるレスラーに成長してくれたなぁ
その舞は2日目の対ソニック戦でも魅せてくれた

2日目第5試合
永沢vsソニック


ゴングと同時にローリングソバットで舞を蹴り倒したソニック選手が
すかさずコーナーポストに駆け上り、そのまま必殺のシューティングスタープレス
だが悲しいかな、ヒーローヒロインがいきなり必殺技を放った時の番組というのは……
そう、怪人側の猛攻が始まる合図でもある。
ワンニャン怪人永沢舞の反撃が始まり、それをどうにかさばいて技を当てていくソニック選手だったが
舞のタイガースープレックスが綺麗に決まり、体力を残しながらもフォール負け
元々フォールに定評のある舞は、技で直接フォールを取りに行くのが上手い。
スープレックスからのホールドはこれからも見せ場になっていくだろう。
3日目は名実共につかさ越えを果たしナンバー3に落ち着いた静香が
ナンバー2の座を狙って那月に挑んだ。

3日目第4試合
真壁vs八島


着実に勝ちを重ねて実力を見せ付けたい静香だったが
とにかく中盤から畳み掛けるような猛攻を見せた那月に翻弄されていた。
うまく追い込めそうな場面もあったが、技を返される面も多々あり
体格差を活かしてねじ伏せたかった静香が、逆に体格差を利用され連打を浴び技を返されていた
最後はエレガントブローから掌底へと繋いだコンボに倒されフォール負け。
那月がまだまだ後輩には追い越させないと先輩の意地を見せていた。
4日目は団体内では一番の後輩、真帆が意地を見せていた。

4日目第2試合
真帆vsアニー


入団してから1年が過ぎ、ターニャ選手やソフィア選手相手には勝ち星を増やしてきた真帆
格上のアニー選手を相手にしても、良い試合が出来るようになっていた。
技を当てるだけでなく、技を返す術もだいぶ覚えてきたようで
アニー選手の猛攻をずいぶんとさばいていた。
が、まだ詰めが甘い……
いつフォールをとられてもおかしくないと言うくらいフラフラのアニー選手を追い詰めきれず
結局逆転負け。経験というか、技の豊富さにやられたという印象を残した。
真帆はもっと技を覚えさせないといかんな。
基礎はもう充分出来てきたし、ここらで「必殺の一撃」ってのを模索する時期か?
まだ1年、もう1年……
どちらとも取れる時期だけに、慎重に今後のトレーニングを考えないとな。
そして5日目……ここで、最終日に組まれるタイトルマッチの前哨戦と言える試合が組まれた

5日目第5試合
真壁vsソニック


ここで勝って弾みを付けたい那月は序盤から攻め込んでくるソニックに付き合わず
着実にダメージを与えていきながら様子をうかがっていった
それでも巧みなソニック選手は隙を付いて必殺のシューティングスタープレスを放ち優位に。
が、那月も黙ってはいない。耐え抜いた末に場外戦へもつれ込んだ二人が
そこからリングへ戻るその隙を付いて、エレガントブローを叩き込んだ
むろんそこで沈むソニック選手でもなく、幾度となくフランケンシュタイナーを狙ってくる
それをどうにかパワーボムに切り替え逃れてきた那月だったがとうとう掴まった
……が、そのまま場外へ逃れた。もし位置が悪ければここで決まっていただろう。
リングへ再び復帰してから那月はショルダータックルをぶち当てそこからフォール、
ベルトを奪ったソニック選手から初勝利をもぎ取った。
最後が少々しょっぱかったとも言えるが、それだけ勝ちにこだわっていた表れだろう。
この勢いをタイトルマッチに繋げたい那月。
一方ソニック選手は最終日前に調子を取り戻したいところ。
そんなソニック選手を、初日に敗れた静香がリベンジを果たそうと待ち構えていた。

6日目第4試合
八島vsソニック


いつも通り、まずはソニック選手の猛攻から始まった試合。
それを耐える静香は反撃の機会をうかがうもなかなか手を出せない。
出せたとしてもソニック選手の勢いは止まらず、シューティングスタープレスまで受けてしまう。
しかしこれで終わる静香ではない。ベアハッグでソニック選手を捕まえ動きを止め
そこから必殺のパイルドライバーへ。一気にソニック選手を弱らせた静香は猛反撃。
パワースラムでそのままフォールを狙い、それを返されシザーホイップで投げられても
ドロップキックで切り返してもう一度パイルドライバー。見事カウントを3まで進めた。
やられたらやり返す。喧嘩上等の静香が気合で押し勝った試合だった。
対するソニック選手はこの悪い流れを断ち切りたかったが
7日目に組まれたタッグ戦で、パートナーのシンディーが舞からフォールを取られ流れか変わらず
そうして迎えた最終日……
その日はタイトルマッチが激戦になることを予見したかのような、雷雨となっていた

8日目第6試合
・TWWP世界ジュニア王座防衛1回目
ソニックvs真壁


雷雨の中、野外会場だったにもかかわらず5000人の会場が札止め。
幸い試合が始まる頃には雷雨は去っていったが、それにしてもこれだけ人が集まるとは……
いかにこのリベンジマッチが注目されていたのかがうかがい知れる。
初手はソニック選手。ローリングソバットに怯み間合いを取ろうとした那月を逃さず
いきなりのシューティングスタープレス
この勢いをそのまま活かし、ソニック選手が猛攻を開始
那月はバックドロップをどうにか返しはしたが、その後フランケンシュタイナーを2連続で決めらた
なかなか流れを変えられない中、どうにかエレガントブローをヒットさせ反撃を試みるも
気迫のこもったソニック選手の勢いを完全に殺すことは出来ず
攻防の末、最後はジャーマンでフォールを奪われてしまった。
リベンジならず。一度勝てただけに、この敗戦は悔しいだろう……
だが大歓声に答えるソニック選手が那月を起ち上がらせ、先月と同じように健闘を湛えると
幾分か、那月の顔から硬さが抜けていた。
悔しいが、納得の敗戦。そんな表情かな……
むろんこれで終わりではないし、まだまだベルトには挑んでいく心づもりだろうが
全力をぶつけられるジュニア選手がいる、その喜びを隠しきれていないってところかね
まだまだ続く二人の熱戦を熱く歓迎する観客達。
しかし……雲行きはまだ、怪しいまま
雷雨は、立ち去ってはいなかった。
思わぬところで発生した嵐、その嵐がこの熱気溢れるマットに近づいていたのだ……

選手評価と試合結果はこちら
posted by S−BOW at 14:54| Comment(0) | SweetMistress編3年目

2010年12月25日

SweetMistress編3年目8月

完全無視。存在の否定……これほど、屈辱的なことはない。
先月、ベルトの挑戦者に恵まれない那月の為に俺は彼女を新女へと殴り込みをさせた。
それが彼女の為だと信じて……
だが受ける新女はやって来た那月をぞんざいに扱った。
菊池理宇選手の持つベルトに挑戦させることなく、
そのベルトに那月よりも明らかに格下である選手に目の前で挑戦させ
更に那月が持つベルトに誰も挑戦させない。
勝手に殴り込んできた選手に、払う敬意など持ち合わせていないと言わんばかりだった
抗議しようとする那月にマイクを渡すことすら拒絶した新女のやり方に、
那月の心はズタボロにされた
だが那月はそこで心を折られ終わるような女ではない
彼女は俺が愛する「強い女」だからな。
この屈辱をバネに、彼女はよりいっそう強くなるだろう。
俺はそう確信しているが……それはそれとして、問題はまだ続いている。
那月に対する新女のやり方は、当然ファンの間で様々な物議を醸し出した。
当日の会場では那月にブーイングが浴びせられていたが
我がSM女子のファンや他の女子プロファンから新女は酷いと抗議がなされ
それに呼応するかのように新女ファンからも疑問が投げかけられている。
あの時ブーイングをした当人達すら戸惑い始めているようだ
むろん、殴り込む側はその先で「外敵」として扱われる以上
あの場でのブーイングはファンにとって当然の行為だと、客観的に見て俺でもそう思う。
ただそれを後から冷静に見つめ直してどう思うかは又別、ということか……
親しい雑誌記者から聞いた話では、どうやら一番戸惑っているのは菊池選手当人らしく
今でも菊池選手とフロントとの間で意見に隔たりがあるとか……
思わぬ形で新女サイドに嵐を呼び込んでしまったようだが
こちらが考えるべきなのは、当然那月のことだ。
彼女のベルトに誰を挑戦させるか、この問題も依然続いたままなのだから……
「行ってダメなら、呼ぶしかないんじゃない?」
解決策として当人が俺に、フリー選手の参戦を依頼してきた。
確かに一番手っ取り早く的確な方法だろう。
これまでこの方法が用いられなかったのは、資金不足という単純な事情。
2000人規模の会場なら余裕で札止め出来るだけの興行が打てるようになったうちなら
フリー選手を参戦させるだけの余裕はある。
実際永原ちづる選手などに参戦して貰ったこともあるし、資金の問題はない。
ただどの選手を呼ぶのかという問題はあるが。
資金に問題はないのだから、参戦選手の実力や人気を吟味できるな。
那月の実力と、それから風評を一蹴できるだけの魅力ある試合をして貰える相手……
「ソニック選手が良いわ。彼女しかいないでしょ?」
ソニックキャット選手かよ……フリーのジュニア選手の中じゃ一番の実力者だ。
確かに彼女なら観客を満足させられるプロレスをしてくれるだろう。
菊池選手が相手をしないならば、ソニック選手に……
二人の実力差はさほど変わらないのだから、これで先月の一件に一定の答えを示せる。
だがその「答え」がどうなるのかだ。
そもそも、菊池選手とうちの那月では実力差に違いがあった。
あの時のブーイングには新女ファンからの
『お前程度の選手がうちの菊池に挑戦するなんておこがましい』
というメッセージも含まれている。
仮に新女が那月に菊池選手とのタイトル戦を組んでくれたとしても
そこで勝てたかどうかはかなり微妙だ。
それだけに、新女側はこちらの殴り込みをタダの売名行為だと思ったのだろう。
だからカードを組んで貰えなかった……それ「だけ」なら納得もしたんだがなぁ……
まあその愚痴はもういい。ソニック選手にするかどうかだ。
「クールでエレガントな私を改めてみんなに示すには、彼女のような強い選手に勝つしかいないわ。お願い社長、ソニック選手を呼んで……」
勝つしか……そう、そこなんだよな
もし負ければ、それもまた「答え」になる。
かといって及び腰になって格下の選手を呼んで勝っても、
それがそういった答えになるわけで……
強い選手に勝つ。それも出来る限り強い選手を相手に。
負けん気の強い那月は、最高の答えを得る為の手段を取るよう俺に詰め寄った。
負けることを考えない、彼女らしい気迫が込められている。
だが俺は社長として、負けることも想定しなければならない。
那月を信じていないワケじゃない。
だが最高と最低、双方の結果を予測してその先の手も考えなければならない
それが社長として選手を守る、ご主人様として女を守る、俺の務めだろう。
……いいだろう。希望通り、ソニック選手に参戦してもらえるよう交渉しよう。
「ホント! ありがとう社長ぅ!……ん、んん、まあ、私ならクールに勝ってみせるわ。期待して良いわよ社長」
もちろん期待してる。お前ならやれるさ
「当然よ……それじゃ社長、まだ練習メニュー残ってるから行くわね」
……那月の目に活力が戻って来たな。
あの闘志、あれこそ彼女の強さだろう
とはいえ……那月が勝てる見込みは薄い。
那月は強い相手ほど実力を発揮するタイプだ。内に秘めた闘争心はそうとうなものだ
が、それでも埋まらないのが実力差というものだ。
特にソニック選手はベテラン。肉体的には衰え始めたとはいえ、巧みなテクニックは健在。
フリーの選手がベルトに挑戦するんだ……ソニック選手の意気込みだって違うだろう。
そう考えれば防衛はかなり厳しい。それでも、俺は那月の闘志に賭けた。
仮に……仮に那月が敗れても
その敗北から這い上がるだろう彼女を見守るファンも燃えるだろう。
ベルトを失ったとしても、得る物はそれ以上になる可能性は大きい。
そこまで想定して……俺はGOサインを出した。
……俺は狡猾すぎるかな、霧子
「いえ、社長ならばそこまで考慮すべきだと思います。むしろ、そうでなければ困ります」
まあ、そうなんだけどね……
「那月さんだって判ってますよ。むしろ、彼女は判っているから社長に全てを預けているんです。社長に全てを任せられるから、ただ勝つことだけに闘志を燃やせる……彼女を強くしているのは、狡猾でも何でも彼女のことを守ろうとする社長がいるからです」
そうか……ね。ま、そうだと信じよう。
では早速ソニック選手と接触してみてくれ霧子。契約期間は……「とりあえず」2ヶ月だな
「ベルトを取ればそれ以上の契約延長もあり得る……そう臭わせてよろしいのですね?」
当然。フリー選手なら少しでも長い期間雇って貰えるよう活躍しようとするだろう
どうせ雇うなら、うちのマットで全力を出して暴れて貰わないとな
「判りました。では早速連絡を取ってみます」
頼む……では引き続き月例報告を聞こうか
「はい……とは申しましても、特に申し上げるような事はございません。それよりも社長、そろそろ真帆さんを迎えに行くお時間です」
ん? ああもうそんな時間か。それじゃ空港へ向かうか
「あの社長、スタッフの話によりますと……真帆さん、だいぶ気が立ってるとの事ですからお気を付けて」
気が立ってる?
「遠征先でストレスを溜めてきたようでして……」
ストレスねぇ……自由奔放なアイツが自由奔放に出来なかっただけなんだろうけど
まあ1ヶ月分のガス抜きもしてやらないとな。それじゃ行ってくる
「はい、お気を付けて……」
ガス抜きか……自分で言ってて何だが、ガス抜きってどうしてやれば良いんだか
まあ単純明快なのは……まあ、アレだよなぁ……

「しゃちょ、しゃちょ、そ、んぁあ! い、あ、もっと、つよく、つい、ついて、ついてぇ!!」
まあ……こうなるワケだ。
ああそりゃもうのっけからというか、空港で出会ってから酷かった。
いきなり抱きついてくるわ無理矢理唇押し当てて舌入れてくるわ、
ちょっと周囲の目も気にしろ野生児と……
それを注意したら、聞いているのかいないのか、ならどこでやる早く行こうと喚き出すし……
こりゃ車に押し込んでも安心して運転できないなと悟り
急遽空港のホテルを借りてしまった……高いラブホ代になったなおい
どんだけ貯まってたんだ真帆の奴
どうも向こうでスランプ気味だったらしく、そういったストレスも貯まっていたようだが
にしても……いやうん、まあ俺も楽しめたから良いんだけどね
ただこういうのが続くとなるとたまらんぞ。
もっと別な方法でガス抜きもしないとなぁ……
そうだな、バカンスとかそっちの方もそろそろ考えるべきか
「ばかんす……ってなんだ?」
ん、まあ気にするな。いずれ連れて行けるようになったら教えてやる。
「そうか。そのうちばかんすが食えるんだな?」
なんでも食い物にすんな真帆

ふぅ、真帆の奴に付き合ってたから仕事が押してしまったではないか
まあ霧子が大半片付けていてくれたから良かった……
というか、アイツこうなると予想してたな?
だったらホテルの手配も……いやまあ、そこまでは流石になぁ
さて、終わったし帰ろう……ん、ジムに明かりがついている?



電気の消し忘れか……しょうがないな
誰も消して帰らなかったのか。困ったもんだ……一応、中の様子だけ確認して帰るか
「……ッ」
うおっ!? まだ誰か残ってたのか……って、なんだその姿。
な、何をしてるんだ、あずみ!?
「い、いや……あの……その……」
水着なんか着て……
「はい……実は……」
……実は?
「今度、みんなでバカンスに行くと聞きまして……」
バカンス? その話誰から聞いた?
「真帆が、私に「ばかんすって旨いのか?」と聞くので……」
ああ、それで俺がバカンスに行くと言っていたと思ったのか……
確かに、真帆にバカンスの話はしたが、行くと決めたワケじゃなかったんだがな……
「そ、そうだったんですか……」
まあ勘違いなのはいいとして、それとその水着姿の関係は?
「その……新しい水着の試着を……」
ああ……そういうことか
「あ、あの……バカンス先で水着が着られなかったらみんなに迷惑を掛けますから……」
いやまあ迷惑ってほどの事には成らないと思うが……
まあ、そうやって事前準備を怠らないのはあずみらしいと思うがね。
「あっ……できれば他言無用に願いたいのですが……」
どうして?
「……やはり、気恥ずかしいので」
勘違いしていたことが? 水着の試着をしていた事が?
「……その、どちらも……」
まあ確かにそうか……判った。秘密にしておくよ
「ありがとうございます」
それはそうれとして……
「はい……」
……なんだろう、水着を着ながら恥ずかしがっているあずみがこう……
全身を気恥ずかしさでほんのり桃色にしながらモジモジとか、なんつーか……
ああ、辛抱たまらん!
「え!? ちょ、しゃ、社長!? あの、ん、や、ん、チュ……え、しゃ、こん、あ、ん、あん!」
唇から首筋から鎖骨から胸の谷間からへそから太股から……
全身を撫で回し舐め回し視姦しまくり触姦しまくり
数時間前まで真帆とケモノのように交わってきたというのに……俺の野生は真帆以上か?
「しゃ、も、もっとやさし、く、んん! あ、そこ、は、あん!」
恥ずかしがるあずみが可愛くて可愛くてしょうがない
野性味溢れる真帆と互いに激しい交わりも良いが、
こうして一方的に激しく攻め立てるのも良いな
真帆のこと言ってられんな。俺は数時間ですぐに貯まるのか……

ジムでのことだからな。アレはグランドの練習だったんだよ!
……節操なさ過ぎの自分にちょっと嫌気が……
それにしても、あずみも真帆も可愛かったなぁ
ホント、俺好みのいい女になってくれたよ二人とも。
だが彼女達はもっといい女になる可能性を秘めているんだから末恐ろしいな
そう、彼女達はリングの上で更に輝き魅力を増していくんだから
そんな彼女達がシッカリと輝けるよう、興行をキッチリ組み立てていかないと。
交渉の末、ソニック選手の参戦は二つ返事でOKを貰った。
早速今月からうちのマットで暴れて貰うってことなんで
ソニック選手を交えたシングルリーグ戦を企画し
そして最終日には那月が望んだタイトルマッチを組んだ。
そもそも、ソニック選手の実力で言えば那月よりも舞の方が相手に相応しいくらい
つまり、彼女はうちのトップとかち合うくらいの実力者。
そんな「外敵ヒロイン」を交えたリーグ戦、盛り上がることは必至だ。
まず初日。いきなり那月とソニック選手がぶつかった
最終日のタイトル戦を考慮し、あえて初日にぶつかるよう調整したんだが
SM女子で初お目見えとなるソニック選手がSM女子ファンの観客にどう映るのか
そして最終日のタイトルマッチではどう戦うのか
様々な視点、様々な視線が二人に注がれる中、その結果は……

1日目第6試合
真壁vsソニック


ここまで、ここまで一方的になるものか?
確かに下馬評ではソニック選手が上だった。
しかしだからといってここまで一方的に那月がやられるとは……
序盤から攻め込まれ続けた那月は、必殺技を出す暇も与えられず
屈辱のギブアップ負け……
これを波乱と呼ばずになんと呼ぶ?
あまりにも早すぎる決着に、観客は悲鳴を上げる暇もなかった。
ソニック選手は自信のスピードを活かした戦法をとる。
だから序盤からスパートを掛けてくるのは予測できた。
そのスピードが、予測を上回った……それだけなのか
ただの外敵じゃない。最強の外敵なのだと
那月はもとよりSM女子の全員がそれを思い知らされた試合だった。
初日はこの試合ばかりが注目されたが
しかしその裏で、一つの「因縁」に決定的な決着も付いていた

1日目第4試合
真鍋vs八島



静香はそもそも、つかさにそそのかされて「賭け試合」をし、
その結果ハーレム入りを条件にした入団を余儀なくされたという経緯がある。
むろんこれは表に出ない裏事情。俺達だけが知ることではあるが
当人達、特に静香にとってあの日の出来事は、忘れられない出来事だろう。
結果として静香も今では俺の女として俺に甘えてはいるが
プロのつかさにアマチュアだった静香が打ちのめされたという屈辱まで消えはしなかった。
その静香、これまで何度かつかさにリベンジを果たしてきたが
今回の試合が、その「最終戦」となった……俺も当人達も、そう思っただろう。
速攻で仕掛けるつかさ。それを全て受けきって最後はフォール勝ちを果たした静香。
気合の勝負を地でいったその内容に、観客達の誰もが二人の優劣を垣間見ただろう
名実共に、静香がつかさを追い抜いた、その瞬間だった。
元々ヒール同士だからタッグを組ませることも多かったし
因縁があるとは言え特に仲が悪いというわけでもなかったが
逆に言えば、仲が良いわけでもなかった。
少なくともこの試合で、静香は一つの壁を越えたことになるだろう。
つかさは悔しいだろうが、特にこだわることもない……そういう性格だからなアイツは
この試合を境に今後この二人がどういう関係になっていくのか……楽しみではある
さてそのつかさにはつかさらしい戦い方があるわけで、
それは二日目の対翔子戦で見受けられた

2日目第3試合
真鍋vs滝


勝敗よりも、いかに観客を魅了するか
対照的だが目指す目的を共にするこの試合は
双方のファンにとって最も声援を飛ばしあうカードでもある。
互いに一歩も譲らない攻防、その内容で観客を魅了し続けた二人
最後はつかさのフェイスクラッシャーが見事に極まり、動けない翔子をそのままフォール。
女性ファンの悲鳴と男性ファンの熱気がマットを包んでいた。
つかさは人を喰ったような言動と小柄ながら男の視線を釘付けにする容姿に注目が集まるが
しかしレスラーとしての土台はしっかりと築いている。
入団当初は大丈夫なのかと心配したくらいだったが、
いやはや、ここまでレスラーらしくなってくれるとはね
つかさのファンの中には、言動や容姿ではなく
一人のレスラーとしてかっているというファンもいるようだし
様々な点でもっと注目が集まってくるだろう。
そんなつかさの、レスラーとしての根性が垣間見られたのが3日目だった。

3日目第4試合
真鍋vs永沢


団体トップの舞に挑むつかさ。
結果から言えば、舞のフォール勝ち。
だがそこに行き着くまでの、つかさの活躍に魅了された観客は多かっただろう。
とにかくフォールを何度も返した。その根性が声援を呼び、会場を揺らした。
つかさがただマットを引っかき回すだけの淫魔ではない、それを見せ付ける内容だった。
勝敗にかかわらず、今回のリーグ戦は見所が多く続いているが
その前座となっている新人達の試合も見応えがあった。
この日は帰国したばかりの真帆と、彼女のお目付役になっているあずみの直接対決もあった

3日目第2試合
中森vs真帆

(最後の試合結果表示に注目w)

タッグパートナー同士でもある両者。ここはあずみが先輩の意地を見せるかと思いきや
試合をリードしたのは真帆。終始真帆のペースだったと言える試合だった
しかし勝負を決めたのはあずみ。
一瞬の隙を突き、あずみがアキレス腱固めでギブアップを奪った。
プロ意識の差が出た、とはあずみの弁。まさにその言葉通りの内容だったと言えよう。
4日目で注目すべきは、好調を続ける静香とシンディー選手の試合だろう

4日目第3試合
八島vsシンディー

(これも最後の試合結果表示に注目w)

力業を得意とする静香だが、だからこそ極め技が光ると吉原コーチは以前から言っていた。
そんな静香の隠れた才能が開眼したのか、
珍しく片逆エビ固めでギブアップ勝ちを収めている。
ここから更に進化を遂げるのか?
その為には、もっと関節技を覚える必要があるかもな……ちょっと吉原コーチと相談しよう
5日目の注目は、やはりSM女子トップの舞とソニック選手との対戦だろう

5日目第6試合
永沢vsソニック


那月戦同様、とにかくスピードを活かした速攻と手数で勝負するソニック選手
それに翻弄される……かと思いきや
耐え抜き、隙を突いてタイガースープレックスを放つ舞。
軽量級故か、ソニック選手は体力面が弱点になりやすく
手数では勝っていたものの、的確にダメージを与えていった舞がフォール勝ち。
気付けば速攻で決めていたのは舞の方だった。
ここまで舞は全勝。最大の壁がソニック選手と思われていただけに
この決着でリーグ優勝の行方が見えてしまったという向きもあった。
しかし、立ち塞がるのはなにもソニック選手だけではない。
6日目、舞の舞えに立ち塞がったのは、絶好調の静香だった。

6日目第6試合
永沢vs八島


意地と意地がぶつかり合った。そんな印象を残した試合だった。
とにかく静香が食らいついた。それを舞がトップの意地で振り落とした。
結果として舞が勝ちはしたが、静香がつかさの次に狙うのはトップだと
そう内外にアピールした、そんな印象を残す試合。
そしてそれが可能であろうと誰もが思った……
それだけ、静香の成長には目を見張る物がある。
そしてその可能性が本物であることを、リーグ戦最終日に示して見せた

7日目第5試合
八島vsソニック


プロレスは気合の勝負。元レディースの持論を、形にした試合だった。
速攻で仕留めようとするソニック選手を、とにかく気合ではねのけた静香。
ことごとく技を返し、そして止めを刺す。
リーグ戦そのものは舞が全勝で優勝したが
八島静香の存在を際立たせたリーグ戦でもあった。
一方、タイトルマッチを控えた那月は……

7日目第3試合
真壁vs真鍋


体格的な事、そして飛び技を主体としている点などから
つかさは大事なタイトル戦前の仮想ソニックとして良い相手だったはずだ。
だがそれだからこそなのか……那月が焦っているように見えた。そんな試合だった。
とにかくフォールが早い。もっと攻め続ける場面でもすぐにフォールしてしまう。
終盤はペースを握られ、逆転負けか……と思わせるほどだった
結果としては引き分けだったが、もっと長く続けていれば那月が負けていたかもしれない。
その結果が更に那月を動揺させることにならなければいいが……
そして運命の最終日
不安を抱えたまま挑むタイトルマッチが行われた……

8日目第5試合
・TWWP世界ジュニア王座防衛15回目
真壁vsソニック


速攻を仕掛けるソニックだったが、それをどうにか耐え反撃する那月。
手数も若干那月が上。
このままなら防衛も行ける……そう思われた瞬間、その一瞬が明暗を分けた。
ソニック選手の必殺技、シューティングスタープレスを決められた。
ここで動揺したのか、那月がその後アッサリフランケンシュタイナーを決められる。
これをどうにか押しのけたが、続けざまに今度はラ・マヒストラルをガッチリ決められた。
体力はまだ充分に残っていたはず。
だが綺麗に決められ……もがく中で、那月はカウント3を聞くことになってしまった。
15回目にして防衛失敗。それも8分57秒という早期決着
信じられない結果……それに一番驚愕しているのは本人だろう。
確かに手数は那月の方が多かった。しかしどれもが決定打になり得なかった。
一瞬の隙、それを見逃さずに大技を叩き込んだソニック選手。
経験の差……まざまざと、年期の違いを見せ付けられた。
やはり強い……ソニック選手は強い。
うなだれる那月……俺はどう彼女を迎えてやれば良いのだろうか……
そんな中、ソニック選手がマイクを要求してきた。
「応援、ありがとーなのー!」
まだ呆然としている観客達に、笑顔で手を振るソニック選手
ブーイングはない。あまりにも綺麗すぎる勝ち方に、文句の付けようがないのだ
「ヒロインは勝つの。勝たなくちゃ、いけないの。だから……ヒロインは、勝つの、勝つまで、がんばるの!」
自分のことを言っている……ようだが、視線は那月に向けられている
「ヒロインは、一人じゃないの。ここには、いっぱい、いっぱい、ヒロインがいるの! ここに、もう一人のヒロインをみつけたの。彼女はヒロインだから、最後まで、ガンバルの!」
うなだれていた那月が顔を上げる。その先に、ヒロインの笑顔があった
「ヒロインは、みんなの応援が必要なの。だから、ヒロインに、たっくさんの応援を、お願い、なの!」
ゆっくりと那月の手を取り起ち上がらせ、そして高々とその手を持ち上げる。
小さなヒロインが二人、大歓声に包まれる。
……完敗だな。あらゆる面で、「経験」の差を感じるよ
だがおかげで救われた。
那月はヒロインによって叩きのめされ、ヒロインによって救われた。
那月が、次のヒロインになる為に。
「ヒロイン夢の対決は、まだまだ続くの。次も応援、よろしくーなのー!」
那月にマイクを押しつけ、音速ヒロインは颯爽とマットを後にした。
残された那月が、ゆっくりとマイクを口に近づける……
「私は……勝つわよ。当然でしょ? クールでエレガント、そんな私がこのままで終わるわけ無いでしょ?」
小さな身体ではる大きな態度に、観客達は大喝采でその言葉を受け止めた。
ソニック選手との契約は2ヶ月。まだ来月がある。
次こそは……胸を張ってマットを後にするその姿は、とても敗者とは思えぬ態度。
だがそんな小さくも頼もしいヒロインに対する応援は、彼女が見えなくなるまで続けられた。

選手評価と試合結果はこちら
posted by S−BOW at 23:00| Comment(0) | SweetMistress編3年目

2010年12月22日

SweetMistress編3年目7月

我がSM女子の選手達は、各々が目標に向け日々精進している
あのつかさだって、練習には真面目に取り組んでいる……一応な。
しかし本人達のやる気と裏腹に、色々と空回りしてしまうことだってある。
その一つが怪我だ。舞が負傷してしまった。
だがたいした怪我ではないらしくホッとしている。
怪我は怖い物だが、外傷は手当の仕方が明確な分扱いやすい面もあるから舞のことはそこまで心配していない。
扱いづらいのは内面……精神的な怪我というべきか、モチベーション。
「クールになれないわ……」
どうやら、那月がスランプに陥ったようだ。
元々那月は精神的に打たれ弱いところがあり
それを持ち前の負けん気とプライドで支えてきた面がある。
だがその負けん気とプライドが彼女の内面を傷つける事もあり
彼女自身、「クールになる」事を常に心がけるようにして自分を守ってきた。
そんな彼女が自らクールになれないと口にする……よほど内面の葛藤が激しいようだ。
その原因は……判っている。
「それにしても酷い記事ですね……」
霧子がスポーツ紙の小さな記事を睨みつけながら呟いた。
そう、原因はこの記事にある。
TWWAジュニア王座14度目の防衛、那月の試合結果が載せられている。
ただ結果を伝えるだけなら良い。だが記事は「14回も防衛している」ことをあげつらっていた。
曰く、那月、ひいてはSM女子はチャンピオンに弱い選手ばかり挑戦させ王座に固執していると。
以前から那月に相応しい挑戦者がいないことを俺も本人も悩んでいた。
それでもタイトルマッチは組まざるを得ない。
結果として妥協で組まされる防衛戦に面白みがあるかと言われれば……
この記事は確かに酷いが、いずれ噴出してくるだろうと予測はしていた。
幸いというか、そもそも那月のベルトをずっと取り返せないままのTWWAはこの件に関して口は出していない。
出したくても、自分達で挑戦者を準備できないのだから出せないのだ。
ファンからも大きな批判は上がっていない。
挑戦者がいないことはファンの間でも判りきっていることだから……なんだが、
逆に、応援もない。つまり、TWWAジュニアベルトに対して誰も興味を持てなくなっているのだ。
誰が悪いと言うこともない。
打倒ブリジットを目指している那月が強くなりすぎたなんて反省する必要も無い。
ただ、巡り合わせが悪かったとしか言いようがない……
やりきれない想いが那月の中で渦巻き、彼女を苦しめている。
今はまだ「スランプ」の一言で片付けられるだろうが
こうして記事になってきた以上、更に悪化することも考えられる。
何か手を打たないとな……
というわけで、那月。どうだろう、また外へ「挑戦者」を求めに旅立ってみるか?
「もちろん、望むところよ」
ん、お前ならそう言ってくれると思ったよ
早速だが殴り込む相手は……
「新女が良いわ」
……狙いは菊池理宇選手か
「あんな記事が書かれたんだもの。だったらジュニア最強の彼女に挑戦でもしなきゃ納得できないでしょ? 私も記者も」
菊池選手か……ジュニア最強、そして国内ランキングでも3位に位置づけるスター選手
国内最強のマイティ祐希子選手と共に、今の新女を支えているエースだな。
そんな強敵を相手に勝てるのか……という以前に、新女がまともに相手をしてくれるか……
あんな記事が出た後だからな、尚更新女から相手にされない可能性は高いぞ
「それならそれで、新女は腑抜けばかりだってマイクでアピールしてやるわ。あまりクールでもエレガントでもないけれど、たまにはつかさを見習うのも良いんじゃない?」
ふむ、そこまで考えているなら……こっちの事情もあって単身で乗り込むことになるが、構わんな?
「ええ、もちろんよ」
よし、あっちのマットでお前のエレガントなところを見せてこい。
「クールなところもね……それじゃ社長、練習あるから行くわね」
……どう思う? 霧子。新女はどう出てくるだろうか
「正直……まともに取り合ってくれないでしょうね。「勝手にどうぞ」って感じにカードを組まされて終わりになるかと……」
こっちがジュニアベルトを持参してもか?
「あんな記事が書かれたベルトに興味を示すとは思えませんし、あちらには自団体のジュニアベルトもIWWFジュニアのベルトもありますし……」
まあそうだろうな……だがせめて、ディアナ選手とか村上姉妹とか、誰でも良いからあちらのジュニア選手が挑戦してくれれば良いんだが……
「どうでしょう……新女がどれだけ私達を意識しているのかにも寄るかと」
意識か……まだまだマイナー俺達を相手にする気はないって思うかどうか、か
「はい……新女は経営を第一に考えます。数値でしかプロレスを見てこないやり方は……私が嫌と言うほど見てきましたから」
だがそのおかげで新女だけが生き残ったとも言われているからな
むろんそれが良い事だなんて思えないが……
ま、うちはうちのプロレスをするだけだ
霧子、その為に月例報告を頼むよ
「はい。今月特に目立った報告は……亜魅さんにファンクラブが出来た事ですね」
ほう、アイツにファンクラブか……亜魅には伝えたのか?
「いえ、折角ですから社長の口から伝えてあげて欲しいと思いまして……ああ、ちょうど来たようですね」
霧子が気を効かせて、那月と入れ違うように呼んでいたようだ。
亜魅、呼んだのはちょっとした報告があってな。お前にファンクラブが出来たそうだ
「ファンクラブ? 私のシモベですか?」
どうしてそういう発想になるんだよお前はいつも……
っていうか、使い魔のシモベってなんか変じゃないか?
「ご主人様の使い魔として、シモベを設けるのは当然のことだと思います。図らずも自ら私の元に跪くシモベ達が現れてくれるとは……これも、ご主人様の偉大さあっての偉業ですね」
どうしてそうなるのか俺にはサッパリ判らんが……シモベじゃなくてファンだからな、ファン。
「もしかしたら、ファンの方々からケーキやぬいぐるみを差し入れてくれるかもしれませんよ?」
「ええっ!……そ、そんなの、シモベならば当然のことです!」
当然なのかよ……お前の中のファンやシモベの定義をじっくり聞いてみたいところだが……疲れそうだから止めておこう。
「そうですか? でしたらせめて……使い魔がご主人様の為にすべきことを、させていただいてもよろしいでしょうか?」
すべきことじゃなくて、お前がしたいだけだろ?
まあいい……好きにしろ
「はい、では失礼しますご主人様」
亜魅は直ぐさま俺に近づき、跪き、そしてソフトクリームよりも大好物な俺の物を舐め始めた……

なんか、社長室では女達にフェラばかりさせているような気がするなぁ
もうちょっとこう、バリエーションを増やすべきだと思うんだが
しかし団体としてスタッフの数も増えてきたこともあり
そうそう大胆なことも日中じゃ出来ないから……フェラくらいが限界なんだよなぁ今のところ
つか、練習させろって話だよな
亜魅の戻りが遅かったことを吉原コーチに咎められてしまったしなぁ
薄々吉原コーチも気付いているようだが……うんまあ、それでも自重は出来そうにないのが困ったもんだ
まあその話は後で悩むとしてだ……まずうちの興行だ。
那月と、あずみと入れ違いで遠征に出た真帆を欠いた興行だったが
どの会場も天候に左右されず満員御礼札止めとなった。
2000人規模の会場なら余裕で埋まるようになったか……次回からはもうちょっとキャパを広くするか。
そんなお客さん達に、さてどれくらい満足行く試合を見せられたか、だが……
まず特筆すべきは静香の活躍だろう。

3日目第4試合
八島vsシンディー


4日目第2試合
栗浜&八島 vs ソフィア&ソフィー


7日目第3試合
八島vsソフィー


まだ実力的には上と見られているシンディー選手を相手に、ごり押しで勝ちをもぎ取っている。
また亜魅とタッグを組んで望んだソフィア&ソフィー組に対しても
一人で二人を相手に大奮闘を見せた
まあタッグとしては亜魅に出番を与えなかったことに対して少々問題はあると思うが……
それでも、7日目の対ソフィー戦など
プロレスは気合の勝負を自称する静香らしい、観客を魅了する「プロレス」をやってのけた。
実力をどんどん付けていく静香の今後が本当に楽しみだと思わせる試合ばかりだったな。
逆にまたもや不調なのはあずみか……

1日目第4試合
中森&永沢vsシンディー&ソフィー


終始舞が相手を押し続けていたところだったが息切れし、
そこを手助けするどころかフォールを取られてしまったあずみ。
実力的に格上の相手だっただけに仕方ないと言えばそれまでだが
シングルでは格下であるはずのターニャに連敗するなど、とにかく不調が目立つあずみ。
サブミッションは極まった時の爆発力は素晴らしいが
極まるまでの破壊力には乏しいし、なにより直接フォールに結びつかない技だ。
まだ未熟なあずみでは、サブミッションで勝てる試合展開に持って行くのが難しいのだろう。
ここは焦らずにじっくりと他の技も含め鍛えていくしかないか。
そんな地味なあずみと対照的なのが、つかさと翔子。

5日目第3試合
真鍋vs滝


最初極め技からスタートし、最後がアームホイップからのフォールというところがらしくないものの
攻守が目まぐるしく入れ替わる「魅せる試合」になったと思う。
だが課題も見えるな……やはり翔子にはもっと派手な技が欲しい。
焦って無理な技を覚えさせるのは危険だし
今はコブラツイストを覚えさせている最中
他にも覚えるべき技は多く、じっくり外堀から埋めなければならないな
つかさはシングルだと負けが目立つなあ
彼女はどちらかと言えばタッグ屋的なところがあるし
彼女が輝ける舞台として、タッグでの出番をもっと検討すべきか?
魅せると言えば……舞がこの試合で魅せたラッシュは素晴らしかったな

6日目第5試合
滝&永沢vsシンディー&ソフィー


翔子がシンディーを押していたのも良かったが、
ラスト、舞がソフィーに対しノーザン,ジャーマン,ジャーマンと3連続投げてフォール勝ち
この連続スープレックスは凄かった
スープレックスニャンコの二つ名が本当に相応しくなってきたな
団体トップの貫禄も付いてきた。
いざスープレックスモンスターが来日してきても対抗できるようには成長してくれたと思う
まだ来日してくる気配はないが……
来日が実現する為にも、団体の評価がもっと高まればと願いたいところ。
その為にも、新女へ殴り込んだ那月の活躍に期待したい
そう……思いたかったのだが……
霧子の悪い予想、それを上回る酷い扱われ方だった。
菊池選手とタイトルマッチを組まれることも、通常のカードを組まれることもないどころか
那月がいるところで、NJWP世界ジュニアタイトルに村上千秋が挑戦した
ディアナ選手ならまだしも千秋選手とは……那月よりも遥に評価の低い選手をわざわざ挑戦させたのだ
そして懸念通り、那月の持つTWWAジュニアベルトのタイトル戦は行われなかった。
まるで那月がいない者かのように扱われた新女マット。客の目も冷ややかだった
いざという時はマイクでアピールすると言っていた那月。事実彼女はマイクを寄こすようアピールもした。
だが、新女スタッフは彼女の為のマイクを用意しなかった。
とっととマットを降りろと観客達から冷たい視線が投げかけられ
殴り込みそのものを完全に否定された形を取らされた。
屈辱。そんな二文字で扱われるような軽い物ではない……
ここで雑誌記者を呼びつけて熱く新女を非難することも出来たし
それを提案してくれた記者もいたようだが、那月はソレを拒んだ。
クールでもエレガントでもないから……彼女は唇を噛みしめそう語った。
たった一人で殴り込み、たった一人で戻って来た彼女を、俺は優しく抱きしめてやることしかできなかった。
那月……その悔しさは、今度のEXリーグで返してやろう。
「当たり前じゃない……そんなの、当たり前じゃない……」
胸の中で、彼女は呟いた。呟くことが精一杯だった。
今はクールさもエレガントさも、無理に取り繕う必要はないぞ那月。
俺だけになら、本当のお前を見せられる……それだけの信頼関係があると俺は信じてる。
だから那月……今は感情の全てを、吐き出しておけ。
明日から、クールでエレガントなお前がもっと輝けるようになる為にな……
「社長……うっ、く……社長、しゃちょお!」
胸の中は雷雨。だが、その後には爽やかな晴天がある……そう、俺達は確かめ合った。

選手評価と試合結果はこちら
posted by S−BOW at 19:12| Comment(0) | SweetMistress編3年目